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これでスイスイ泳げる!平泳ぎの上達のコツ5選

2016 11/10 10:16
水泳
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Photo by Pete Saloutos/Shutterstock.com

泳ぐのが好きな方へ。 もっと速く泳ぎたい、そんな熱き思いがある人のために、 今回は平泳ぎの上達のコツ5選をご紹介します。

平泳ぎのキックには、2種類ある

平泳ぎには、「ヴェッジキック」と「ウイップキック」の2種類があります。「ヴェッジキック」は、いわゆる三角形の軌道を描くキックのこと。膝を肩幅まで広げ、足を曲げます。その後、足を外側へ伸ばして、蹴り出すように動かしてください。広げた足を閉じて、再び足を曲げる動きを繰り返します。「ウイップキック」は、円を描くキックのことです。閉じる足は「こぶし1個分」程度しか広げず、狐を描くように蹴り出します。広げた足を閉じて、同じように「こぶし1個分」の幅に戻します。

平泳ぎの手の動かし方(水をかくまで)

慣れてくると、基本の部分でつまずくことがあります。手の動かし方を再度おさらいすることで、上達のコツにつながるでしょう。平泳ぎの手は、「けのび」の状態から手首を使って、水をキャッチします。このとき、肩の幅まで開く必要があります。水をかくときは、円を描くようにします。また、肘を上げ過ぎず、下げ過ぎないようにしてください。水をかくまでの間に大きな動作があると、平泳ぎで速く泳ぐことができません。腕全体を使いながら、最小限の動きを心掛けましょう。

平泳ぎの手の動かし方(水をかいた後)

腕全体を使って水をかいたら、手のひらを胸の前で合わせるようにします。再び腕を「けのび」の状態に戻す、つまり、腕を前に持っていくときに、キックをするようにしましょう。「腕を前に持っていくタイミング」と「蹴り出して広げた足を閉じるタイミング」が同じになれば、自然と「けのび」のフォームになります。平泳ぎで何度も泳いでいるうちに、このタイミングが若干ズレてしまう場合もあります。しっかりと「けのび」の状態に戻ることを意識しましょう。

呼吸法も、上達のコツとして重要

息継ぎのタイミングもズレてしまうと、体がうまく浮くことができずに負担がかかってしまいます。また、呼吸をするときのフォームも改めて確認しましょう。まず、息継ぎは「水をかいてから」行ってください。水をかく前に呼吸をするのは、平泳ぎのフォームではぎこちなくなってしまいます。呼吸をするときは、しっかり脇をしめて、背筋を伸ばします。こうすることで体が自然に水面から出ます。ただし、体の前の方で脇をしめてしまうと、顔が水面から出過ぎてしまうので注意しましょう。

一連の動作を意識するのが、上達のコツ

平泳ぎでは、息を止めないことが大切でした。同様に、動きを止めないことも重要になります。
フォームを意識し過ぎると、体が固まってしまいます。考え過ぎるとスランプに陥ってしまうので、リラックスすることを最優先に考えましょう。「けのび」をしたときに余計な力が入っていなければ、他の動作も自然に行うことができます。柔らかい動きになれば、水の抵抗を受ける動作も減っていきます。タイムが縮まずに悩んでいても、とりあえず「けのび」でリラックスしてから平泳ぎに入るようにしましょう。水の抵抗は、膝が少し立っているだけでも起きてしまうものです。基本を振り返って、力まず練習することが大切です。

まとめ

平泳ぎはフォームがしっかりしていないと、水の抵抗を受けやすいとされています。呼吸のタイミングや手足のタイミングも重要ですが、リラックスするだけで解消することも多いです。 まずは「けのび」をしながら、力を抜いて練習してみてください。