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海の街「湘南ベルマーレ」の歴代ユニフォーム

2016 11/25 20:06
湘南ベルマーレⒸゲッティイメージズ
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Ⓒゲッティイメージズ

湘南ベルマーレの歴代ユニフォームがどんなものか知りたいと思わないだろうか? 人気あるユニフォームも多数あるので、それらをここで紹介する。

前身「ベルマーレ平塚」時代のユニフォーム

1994年に「ベルマーレ平塚」の名称でJリーグに加盟した頃は、ホームグラウンドは平塚市のみだった。チームカラーは現在と変わらずライトグリーン、青、白だ。1994年?1996年の初代のユニフォームは「ソロバンユニ」と呼ばれ、ライトグリーンに青いストライプとソロバンの珠ような模様が濃い目の黄緑色で全体に入っていたのが特徴だった。
1997年?1998年は、「縦縞」と呼ばれ、白・黄緑・白と、3本の細い線が縦に入った太い青いラインが、ライトグリーンにストライプ模様になったものが、サポーターの人気投票で選ばれた。サプライヤーはいずれも「ミズノ」、ライトグリーンが基調だった。

湘南ベルマーレ「青い」ユニフォームの時代

2001年からはホームカラーが青になった。首まわりのみライトグリーンで、Jリーグ初のストレッチユニフォームとなった。2001年の背中のスポンサーは「nakata.net」で中田英寿選手のロゴだ。2002年とデザインは共通だが、いまだ賛否両論のあるモデルだ。2004年も青が基調のストレッチユニフォームだったが、胸のスポンサーが「産業能率大学」で初の日本語ロゴだった。サプライヤーが「PUMA」だったことから「産能大PUMA」と呼ばれたが、当初は「大学のユニフォームのよう」と批難もされた。

湘南ベルマーレ 七夕記念ユニフォームの誕生

2007年から再びライトグリーンが基調のユニフォームになった。Jリーグに青のユニフォームが多いとの理由で要請されたのだが、2007年のモデルは青とのコントラストが鮮やかで、背番号のゴールドの中にゴールドエンブレムロゴが入り、久々に鮮やかな印象となった。
また、この年初めてホームタウン「湘南ひらつか七夕まつり」を記念する、7月7日の試合でのみ着用するサプライズモデルが披露された。以降恒例化するが、初代の七夕モデルは、ホームモデルの2色を反転させ、青の部分が夜空をイメージした黒になり、笹の葉をイマージするライトグリーンとの組み合わせがとてもシックだった。

湘南ベルマーレの進化する七夕記念ユニフォーム

以降印象的だった七夕モデルを、いくつか紹介したいと思う。
2016年は、黒の夜空に緑の星空を描き、夏の星座が沢山見られる中に、エンブレム近くに織姫と彦星をひときわ明るく描いたロマンチックなユニフォームだ。2013年のモデルは「天の川」をユニフォーム全面に描いた、クラブ20周年記念のそれまでにない大胆な七夕デザインで、数種類の青をベースに緑の星を散りばめてとても綺麗だが、GK用のピンクがベースの星空もまた素敵だ。
2012年のものは黒を基調に、左胸のエンブレムを中心にライトグリーンの星型がグラデーションに広がり、肩のライトグリーンのラインにもドットで星柄を散りばめた。GK用がライトグリーンの基調に黒い星型なので、本来と逆の色使いのようなのもまた、楽しいデザインだ。

湘南ベルマーレの特殊ユニフォーム

その他特別なユニフォームとして、2003年のチーム誕生10周年から、100試合以上出場した選手に「レジェンド・オブ・ベルマーレ」というユニフォームが贈られたり、「SHONAN10THユニフォーム」と呼ばれる2009年の湘南ベルマーレ10周年を記念したモデルが感謝の意味を込めて作られ、天皇杯で着用された。
また、2006年に「ジュニアユース全国大会用」のユニフォームを、在籍していた中田英寿にデザインを依頼し、ウェア自体は本人からジュニアの子供たちにプレゼントされた。そして創立20周年記念試合「Re-member」1試合のための、メモリアルユニフォームが2013年に作られたりといろいろな特殊モデルをたびたび作ることから、チームを愛する気持ちや、ファンを楽しませる精神が伝わってくる。

まとめ

湘南の海に映える、ライトグリーンのチームカラー。もとは前身の企業のカラーだったことから起用されたのだが、今では湘南のイメージかと思うほどに根付いている。七夕モデルも年々増えて行き、毎年のデザイン発表を楽しみにしているサポーターも多いのではないだろうか?そんなお気に入りの限定ユニフォームを身に着けて、湘南ベルマーレを応援しに行こう。