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オリンピックサッカーのオーバーエイジ枠について徹底解説!

2016 12/9 12:03
オリンピック
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Photo by katatonia82/Shutterstock.com

オリンピックで大注目のサッカーについて深く知りたい方への耳寄り情報があります。 オリンピックでよく出てくる「オーバーエイジ枠」についてもっと知りたい方はぜひご覧ください。 さまざまな視点からオーバーエイジ枠がどんなものかを徹底解説していきます。

オーバーエイジ枠のルールとは

オリンピックのサッカーは若手選手(23歳以下)がメインの種目となっております。なぜそうなっているかは後の項で説明させていただきます。
オーバーエイジ枠は、その名前の通り大会ルールである23歳を超える選手(24歳以上)でも1チームにつき3選手まで加えてもよいというルールです。各国は3名という限られた枠に誰を入れるか悩み抜きます。 やはり24歳以上ともなると、各クラブで主力を張る選手も多いですからね。オーバーエイジ枠の選手だけで試合の展開を大きく変えることもあります。

オリンピックのサッカーはあくまで若手選手がメイン?

前項でも紹介した通り、オリンピックのサッカーは23歳以下である若手選手がメインの大会です。それはなぜか。 皆さんご存知のことかもしれませんが、サッカーには「ワールドカップ」という非常に有名な大会があります。サッカーにおける世界大会では、こちらの方がウェイトを占めています。
しかし、どのスポーツにも言えることですが、スポーツ選手には世代交代というものがあります。その世代交代を促進させ、選手の成長を促すための位置付けとなるのがオリンピックのサッカーということになるわけなんですね。 ですから、オーバーエイジ枠の選手に活躍してもらうのはもちろん結構なのですが、どちらかというと本来の主役である23歳以下の選手たちに頑張ってほしいということになります。

オーバーエイジ枠に適した選手とは?日本の場合

今まで紹介してきましたことを踏まえると、オーバーエイジ枠の選手にどのような選手が適しているかは何となくわかってくるような気もしますね。
もちろん、各国の方針にもよりますが、日本代表チームでいえば、「若手との共存ができるかどうか」ということに焦点があてられる傾向にあります。よりわかりやすく言いますと、「若手選手が気後れしない優しい選手」「我の強過ぎない選手」ということになるでしょうか。やはり「俺が俺が」というプレーですと若手選手が活きる場面も限られてきますし、大会本来の目的からも逸れてしましますからね。
ただ、どれだけ若手を立てられる選手であっても、前述の通りオーバーエイジ枠にあたる24歳以上の選手は各クラブで主力を張ることも多く、クラブ側がオリンピックで負傷することを恐れ、出場を許可してくれない場合もあります。だからこそより選出も難しくなるというわけなんですね。

まとめ

オリンピックのサッカーは若手選手(23歳以下)の選手がメインの大会であり、オーバーエイジ枠にあたる(24歳以下)は、いかにその若手選手をサポートできるかが大切になってきます。
もちろん、オーバーエイジ枠が先導していく代表チームもあるわけですが、日本代表チームの場合は「サポートできること」と「順応できること」を念頭に置いてオーバーエイジ枠の選手を選抜している傾向にあります。 オリンピックを機に、若手選手のさらなる台頭に期待したいところですね。