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「11年ぶりの全国大会出場」各務原高校サッカー部

2017 5/15 18:56おしょう
サッカー
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Photo by makieni/Shutterstock.com

岐阜県の強豪高として、県内大会上位の常連となっているのが各務原高校サッカー部だ。 岐阜県といえば強豪・岐阜工業高校などもあるが、各務原高校はそれらの強豪校とも渡り合ってきた。 今回は各務原高校サッカー部について紹介する。

各務原高校とは

各務原高校は岐阜県各務原市に位置する高校だ。『開拓者精神』創造・挑戦・協同という校訓を元に文武両道を目指しており、普通科、理数科、英語科の三つの科から成り立っている。英語科ではオーストラリア、カナダのハイスクールなどとの国際交流も行われている。
部活動はサッカー部を始めとした運動部の他、文科系も盛んに活動している。中でも部員が約60人ほど在籍しているサッカー部は、運動部としては最大級となる。

各務原高校サッカー部の成績

岐阜県の高校サッカーは長い間、岐阜工業高校の1強時代が長く続いていた。その影で2009年から2013年までの各務原高校は、5大会連続で岐阜県予選決勝まで進出するものの、決勝では僅差で惜しくも敗れ、辛酸を舐めるという結果で終わっていた。
そうした中2015年大会では、2004年大会以来、実に11年ぶりに全国への切符を獲得し、初戦の佐賀県立佐賀北高校に1対0、2回戦の奈良県立香芝高校相手に1対0で勝利し、初のベスト16入りを遂げた。

各務原高校サッカー部の方針

各務原高校サッカー部の目標として「全国大会上位進出」「人間的成長」を掲げ、モットーは「厳しいトレーニング」「楽しいゲーム」としている。具体的には選手個人の自主性を協調したチームとなっているようだ。
それに象徴されるのが練習時間の短さで、朝練が7:30?8:10、放課後練習が18:00までとなっていることからもわかる。チームとしての練習時間が短く設定されているので、その分選手個人が自立したメニュー作りに取り組み、自ら考えることが選手個々の強みとなっているようだ。

各務原リスペクトクラブ

各務原高校サッカー部・ラグビー部が運営協力する、各務原リスペクトクラブという地域の活動にもサッカー部は積極的に参加している。各務原の小学生を対象とし、高校生の部員がスキルアップや自発性を促進させることが狙いの活動だ。
経験ある子から経験がない子にまでサッカーを指導することができる機会で、自発性を重んじる各務原高校サッカー部にとっては自身の練習メニュー、トレーニング内容などを見直す良い機会ともなりそうな活動だ。

岐阜県は群雄割拠の時代

岐阜県の高校サッカーは、主に岐阜工業高校や各務原高校を中心として成長してきた。しかし、近年では2016年のインターハイ出場校である帝京可児高校や、愛知県の中京大中京高校とのつながりのある中京高校の躍進も目をみはるものがある。
このように、以上の4校を中心とした岐阜県代表の争いが激しい状況だ。各務原高校としても全国の切符を得るためには避けては通れない相手が揃っている。その他にも大垣工業高校など力のある高校が岐阜県にはまだまだ存在する。

まとめ

各務原高校は、岐阜工業高校などとともに岐阜県屈指の強豪校だ。 しかし近年では帝京可児高校なども頭角を表してきている。 各務原高校は岐阜県で今後どんな戦いを見せてくれるのか。岐阜県の高校サッカーに注目だ。