「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

古き良き10番タイプの司令塔を思い起こさせる日本人プレイヤーは?

2016 10/17 19:21
サッカー
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by Maxisport / Shutterstock.com

最近のサッカーの進化のスピードはすごいものがある。そんな中で、クラシカルな10番タイプの日本人選手にはどのような選手がいるか知りたいとは思わないだろうか。 そこで今回は、10番が似合いそうな歴代の名プレイヤーを紹介する。

日本人より日本の心を感じる!ラモス瑠偉

Jリーグ創設期に最も司令塔という印象を持たせてくれたのが、主にヴェルディ川崎で活躍したラモス瑠偉だ。ブラジル生まれだが、日本に帰化して日本代表としても活躍した。ドーハの悲劇では初めてワールドカップに手が届きそうになりつつも、あと一歩のところですり抜けてしまった。
圧倒的なパスセンスとブラジルのサンバを思わせるようなステップのドリブルは、いま見ても衝撃的なものがある。日本人よりも日本のこころを感じさせるようなハートの強さもラモス瑠偉の特徴だ。

古き良きパサーのイメージ!名波浩

大学生時代から高い注目を集め、ジュビロ磐田でも最高のキャリアを送っていたのが名波浩だ。視野の広さからロングレンジで繰り出すパスは、今のトレンドであるレジスタの走りと言っても良い存在だった。黄金時代のジュビロ磐田を支えていたのは、間違いなく名波浩と藤田俊哉だった。
イタリアでは挫折したものの、日本代表としても重要な試合で活躍し続けた。ワールドカップには縁のない感じだったが、今でも日本代表の10番といえば名波浩を思い出すひとが多いのが事実だ。

日本のジーニアス!小野伸二

歴代の日本人選手で間違いなくナンバーワンのサッカーセンスを誇っているのが小野伸二だ。高校時代から高原直泰や稲本潤一と共に注目されていた。浦和レッズ入団後も活躍が続き、18歳でフランスワールドカップに出場した。今でも日本人選手としてワールドカップ最年少出場記録をキープしている。ワールドユースでも2位に入り順風満帆であったものの、シドニーオリンピック予選で大怪我を負い、そこから人生が大きく変わる。
海外でも活躍したが、今でもあの怪我がなければ、と惜しまれている。ただ、まだ現役でプレイしているし、ベルベットパスと呼ばれるスルーパスは健在だ。

天才フリーキッカー!中村俊輔

小野伸二とほぼ同世代で、今でも横浜Fマリノスで活躍しているのが中村俊輔だ。かつてはメンタルの弱さを指摘され、2002年の地元で開催されたワールドカップでは、メンバー入りすることができなかった。その後イタリアでも挫折したものの、セルティックでは伝説的な活躍を見せて、今でもレジェンドとして崇められている。
フリーキックの名手で、マンチェスター・ユナイテッド戦で決めたフリーキックは語り草になっている。もちろん、パスセンスにも溢れており、数々のチャンスを演出するプレイヤーだ。

軽々と天才的なプレーをやってのける!遠藤保仁

永らく日本代表の中盤を支えた選手として、遠藤保仁がある。決して派手なプレイは少ないものの、確実にパスを繋げるし、なぜここを見れているの?と驚くようなパスも簡単に出すのが遠藤の凄みである。
いわゆる黄金世代の選手だが、若手時代は小野伸二などの影に隠れる選手だった。その事実をバネに、今でも活躍し続けているのは驚きだ。確実にPKを決める選手として知られ、コロコロPKは海外でも話題になった。

まとめ

最近は海外でも活躍する選手が増えているが、古き良き10番タイプの選手ってなかなか見当たらない。これは海外でも同様の傾向となっている。ただ、やはり見ていて楽しい選手が是非とも登場してほしいものだ。