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関東の大学ヨット部はどこが有名?次世代のホープを育てる大学!

2017 2/9 09:26
セーリング
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Photo by AlexeyIvanov / Shutterstock, Inc.

セーリングについてどれくらい知っていますか? セーリングに興味があるなら、若い選手を育てている大学のヨット部についても知っておくと、新しい選手が台頭してきた時により一層楽しむことができますよ! 今回は、ヨット部のある関東の大学についてご紹介します。

プロでも大学からヨットを始めた人がいる

オリンピックに出場するようなレベルの選手は、小さな頃からそのスポーツに携わっていて、中学・高校生の時にはすでにスター選手候補となっていることがよくあります。
しかし、セーリングは小さい頃から携わりにくいスポーツです。まず、場所が限られることと、ヨット部のある中学校・高校が非常に少ないからです。そのため、大学に入ってからセーリングに携わる人も多く、オリンピック選手でも、初めてヨットに触れたのが大学生の時という選手も少なくありません。

大学から始めても遅くない!

実際に大学から初めてトップレベルに行くことも夢ではないのは、セーリングという競技の特殊性にも起因しています。体力があれば有利になるのではなく、風や潮を読む経験と勘が絶対条件となるからです。そのため、40歳を過ぎてからオリンピックに出場し、メダルを獲得する選手も海外では珍しくありません。ある意味、一生モノのスポーツといっても過言ではないのです。
もし、現在学生でセーリングに興味があるのであれば、ヨット部の扉を叩いてみましょう。では、関東はどこのヨット部が有名なのでしょうか?

歴史のある早稲田大学

早稲田大学には、非常に長い歴史を持つヨット部があります。創部は1932年で、80年以上も続いている由緒あるヨット部です。1964年の東京オリンピックのドラゴン級に出場した舟岡正選手の母校でもあります。
数々の歴史を築いてきた早稲田大学ヨット部は、現在でも強豪の一角とされており、2014年、2015年の全日本インカレにおいては総合優勝を果たし、2連覇という大記録を打ち立てました。現在は3連覇に向けて、全力で戦いを進めているところです。

早稲田大学とのライバル的関係の慶應義塾大学

慶應義塾大学も、早稲田大学と並んで歴史のある大学です。創設は1932年であり、こちらも80年以上の伝統を受け継いでいます。在学中の土居愛実選手は、2016年のリオオリンピックに出場したことが記憶に新しいですね。
早稲田大学とはライバル関係にあり、何度も優勝争いを経験しています。過去2年間は全日本インカレで苦渋を味わっていますが、今年は王座奪還に向けて努力を重ねているそうです。また、OBとの交流が盛んなことでも有名です。

全日本インカレ最多優勝の日本大学

最近は記録が振るわないものの、自力がある大学として知られているのが日本大学のヨット部です。日本大学出身のオリンピック代表選手としては、2016年のリオオリンピック・470級女子に出場した吉田愛選手が記憶に新しいです。吉田選手は過去3度オリンピックに出場している実力派の選手です。
日本大学のヨット部は、近年では全日本インカレでの成績が良くありませんが、1977年から通算すると11回の総合優勝を果たしており、優勝回数が歴代1位となっています。

まとめ

今回は、ヨット部のある関東の大学についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか? 関東はやはり有名私立大学が多く、また神奈川県の海など練習環境の良さから、実力のある大学が非常に多いです。
大学のヨット部に興味のある方はもちろん、次世代のオリンピック選手に期待を寄せる人は、定期的にチェックしてみてはいかがでしょうか?