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府中(東京)がホームのラグビー・サントリーサンゴリアスが熱い

2016 10/3 15:52
ラグビー
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Photo by Africa Studio / Shutterstock.com

サントリーサンゴリアスは東京都府中をホームとするラグビーのトップリーグチームです。計12回の全国タイトルを獲得している名門チームはどのような特徴があるのか紹介します。

食品メーカー「サントリー」を母体とするラグビーチーム

サンゴリアスは文字通り食品メーカー「サントリー」を母体とするチームであり、チーム名の由来はサントリーの「サン」と太陽のSUN、そして旧約聖書に登場する巨人兵士「ゴリアテ」を組み合わせたものです。
クラブカラーは黄色でユニホームはファーストカラーがシャツとソックスが黄色、セカンドカラーは水色を基調としています(パンツは黒で統一)。チームマスコットは「サンゴリアス君」とよばれるゴリラでタフネス(強靭)、テンダー(優しさ・愛情)、スピリチュアル(精神)を意味しています。

ラグビー・トップリーグの前身、東日本社会人リーグで計6回の優勝

サンゴリアスは1980年に創設。トップリーグの前身にあたる地域リーグ「東日本社会人リーグ」において参加2年目のシーズンとなった1989年度に初優勝し、同リーグにおいては計2002年度までに6回もの優勝を飾りました。03年度から創設されたラグビーの日本最高峰にあたる「トップリーグ」に参加。
同部のOBであり、在籍中に全国社会人ラグビーを3度制覇するなど黄金時代を築いた永友洋司監督が率いたチームは初年度、8勝3敗で12チーム中4位でした。

早稲田人脈をフル活用してサントリーサンゴリアスを補強した清宮監督

永友監督の後を継いだのは同部のOBであり、早稲田大ラグビー部監督として13年ぶりとなる全国大学選手権の優勝を果たすなど、輝かしい戦績を残した清宮克幸監督(現・ヤマハ発動機ジュビロ監督)が就任しました。
清宮監督は早大時代の教え子を次々とサンゴリアスに招くなどの補強を行い、2006年度は前年の6位(6勝5敗)から2位(11勝2敗)へと躍進。2シーズン目の07年度にはマイクロソフト杯(プレーオフトーナメント)を制覇するなど、09年度の退任まで一貫して安定した戦績を残しました。

ラグビー日本代表を率いた名将・エディー監督も過去に在籍

清宮監督の退任後、後任を引き受けたのはエディー・ジョーンズ監督(現・イングランド代表ヘッドコーチ)でした。後に日本代表ヘッドコーチとして15年W杯では世界的強豪・南アフリカを破る大金星を挙げた立役者となった人物です。
09年度はサンゴリアスのGMとして活動していましたが、10年度からは監督に就任。11年度はトップリーグ参戦9年目にして初のリーグ戦1位(12勝1敗)で優勝し、サンゴリアスの基礎をより強固なものにしました。

大久保監督時代のサントリーサンゴリアスはシーズン全勝優勝を経験

エディー・ジョーンズ監督の日本代表ヘッドコーチ転出を受けて就任したのが、大久保直哉監督でした。法政大学時代からラグビーを始めて日本代表でも活躍した異色の人物で、サンゴリアスのOBでもあります。
1年目のシーズンとなった12年度は、リーグ初となるリーグ、プレーオフともに全勝で2連覇を飾り、サンゴリアスの強さを印象付けました。
大久保監督は14年度まで3期務め、15年度からは1999から4年間サンゴリアスにてコーチを務めていたアンディ・フレンド氏が監督を務めています。

まとめ

サンゴリアスを代々率いてきた監督は、いずれもビッグネームばかりで、その名にふさわしい成績を残してきました。以前コーチを詰めていたアンディ・フレンド監督によってサンゴリアスがどう変わるのかに注目が集まります。

以上「府中(東京)がホームのラグビー・サントリーサンゴリアスが熱い」でした。