「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

リオオリンピックから正式種目に!7人制ラグビーの注目ポイントとは!

2016 12/9 12:03
ラグビーボール
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by dean bertoncelj/Shutterstock.com

今までラグビーを見たことがない!という方へ。 昨年、南アフリカ代表を史上初めて退けたワールドカップからのブームは続くのか、知りたい人も多いと思います。 15人制との違いや日本代表を中心に注目ポイントを解説します。

15人制ラグビーとの違い

オリンピックで採用されたのは7人制ラグビーです。昨年、五郎丸歩選手を中心に日本代表が躍進を遂げたことにより、日本でも一大ムーブメントを起こした15人制ラグビーの7人版です。
基本的なルールやフィールドの大きさなどは同じですが、15人でプレイしていたエリアを半分以下の7人でプレイするわけですから、フィジカルの強さ(たとえばスクラムなど)が要求される15人制とは異なり、走り続ける持久力、そして走るコースやボールを受け取る場所などを中心としたランニングスキルが要求されます。 前後半は7分ずつで行われるものの(そうでないと選手が持ちません)、15人制と同じようなスコアになることが多く、非常に点の動きが激しいのが特徴です。

サクラセブンズ

7人制ラグビー女子代表の呼称は「サクラセブンズ」です。オリンピック種目として7人制ラグビーの採用が決定した後に結成された女子日本代表は、山口真理恵選手や姉にミス・ユニバース最終候補を持つ富田真紀子選手をはじめ、美人選手が多いということで話題になりました。
アジア予選では、圧倒的な成績で(カザフスタン代表に不覚は喫したものの)香港大会、東京大会にそれぞれ優勝し、リオオリンピック行きを決め、本大会での躍進も期待されました。 しかし、まだまだアジアのレベルと世界のレベルの差は大きく、予選リーグではブラジル相手に2トライを決めるのが精一杯で、全敗を喫し、最終的には10位にとどまってしまいました。 とはいっても、男子のようなA代表での活動歴があるわけでもなく、まだまだ新興の競技でありながらアジアの頂点にはたっているわけですから、今後の躍進が期待されるところです。

男子日本代表について

男子日本代表は昨年のワールドカップで強豪・南アフリカ代表を破るなどして、五郎丸歩選手を中心にその人気に火が点きました。その日本代表との兼任者は今回の代表にはいませんが、かつてA代表としてプレーした選手は選出されています。
アジア予選を突破し、本大会では予選リーグで強豪ニュージーランドを撃破しました。予選リーグを見事2位で通過し、準決勝・3位決定戦では惜しくも敗れたものの、初出場のオリンピックで4位という結果を勝ち取りました。 メダルまでは届かなかったものの、ラグビー界で世界4位という結果は、今までの日本ラグビーでは考えられないような快挙といえます。

まとめ

リオデジャネイロオリンピックでは、男女ともメダルには届かなかった7人制ラグビー。 しかし、特に男子代表はメダルまであと一歩と迫るなど、今後の展開に十分に期待を抱かせるものでした。 昨年のワールドカップから続くラグビー熱を絶やさず、今後も世界レベルで戦える選手の育成、代表の活動に期待したいですね!