「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

初心者必見!プロレス観戦の「トリセツ」まとめ

2017 1/10 14:42
試合 観戦
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by Khakimullin Aleksandr/Shutterstock

「一度でいいからプロレスを生で観てみたい!でも、初心者にはわからない約束事とかあるんじゃ……」。そんな心配をしている方に向けて、チケットの取り方、服装や持ち物、観戦マナーをまとめてみた。これを読むだけで、プロレス観戦の基本的知識を習得することができる!

プロレスのチケットの取り方は実に簡単!

プロレス観戦のチケットを買う方法は3つあります。
1つ目は「チケット販売サイト(ぴあ、イープラスなど)を利用する」だ。ほとんどの団体はチケット販売サイトに試合のチケット販売を委託しているが、これがもっとも確実な方法である。2つ目は「試合会場で購入する」だ。当日券はもちろんだが、前売り券も会場内のチケット売場で購入できるのが通例である。3つ目は「団体の公式サイトから購入する」だ。ただし、公式サイトではチケット販売をしていない団体もある。
なお、いわゆる「ダフ屋」には気をつけてほしい。人気のある興行ではチケットの入手も困難になるが、だからといってダフ屋から買うのは違法行為の手助けをすることになるので、絶対にやめよう。

プロレス観戦で注意したい「服装」と「持ち物」

プロレス観戦の会場はとにかく熱気に満ちている。冬に観戦しに行くとよくわかるが、試合が終了した後、会場を出ると外気のあまりの冷たさに驚くことがある。それほど会場内は熱気でムンムンしているということだろうか。
したがって、プロレス観戦に適した服装とは、季節にかかわらず、「着脱の容易な格好」である。また、場外乱闘で客席に選手が飛び込んできたときにすばやく逃げることができるよう、「靴の選択」には注意が必要だ。女性の場合は、高いヒールの靴は避けた方が無難だろう。
また、持病のある人は、急な体調不良に備えて常備薬などの携行を忘れずに。ほとんどの団体の興行では、会場内でリングドクターが待機しているが、あくまで試合でのアクシデントに対応するのが仕事であり、客席での急患の対応はしてもらえないこともあるのでご注意を。

観戦マナー1「他の観客に迷惑をかけるな!」

プロレス観戦にむずかしいことは何ひとつないが、最低限守るべきマナーはある。一番大切なマナーは、「他の観客に迷惑をかけない」ことである。「そんなの当たり前でしょ?」と思いがちだが、プロレスの試合会場は異様な興奮状態に包まれていることを想像してほしい。メインイベントともなれば、スター選手同士が繰り広げる「ガチンコ」に興奮して、観客も我を忘れてひいきの選手を応援する。
たしかに、日本のプロレスの試合は、海外に比べれば観客がとてもおとなしく、マナーを守って観戦する人が圧倒的多数である。それは海外から来た外国人レスラーたちが口をそろえて賞賛していることだ。しかし、ごく一部ですが、興奮して周囲といさかいを起こしてしまう観客もいないわけではない。問題を起こした観客は会場の警備員に連行され、問答無用で退場処分を受けるので、十分に注意してほしい。

観戦マナー2「選手の邪魔をするな!」

「選手の邪魔をしない」ということも、プロレス観戦の大切なマナーだ。たとえば、場外乱闘で客席に選手が飛び込んできたとき。相手選手からぶん投げられて、勢いあまって客席に突っ込んでくるシーンはプロレスでは日常茶飯事である。そのとき、その選手があなたのひいきの選手でも、決して握手を求めたり、選手の体をさわったりしてはいけない!
これは選手のためではなく、あなたの身を守るためのマナーである。場外乱闘中のプロレスラーは興奮のピークにある。そんなときに不用意に選手の体にさわったりすると、選手の激しい怒りを買い、どつかれてしまう危険があるのだ。

観戦マナー3「選手への応援を惜しむな!」

最後のマナーは、ある意味、プロレス観戦にとって、もっとも必要なことかもしれない。それは「自分を解放して、感情を選手にダイレクトに伝える」ということだ。プロレスはショーであり、エンターテインメントである。レスラーたちがどれだけ一生懸命に戦っても、観客がおとなしく見ているだけだと全体のムードも台無しになる。
はじめの方の試合は、新人や力の劣るベテラン選手によるタッグマッチが多く、どうしても客席も盛り上がらないことが多いようだが、そこは多少の「温情」も交えながらどんどん声援を送ろう。応援の声が激しいほど、プロレスはどんどん面白くなり、試合が面白くなれば、客席もさらに盛り上がる……という良い循環が起きる。
スゴイ!と思ったら、その感情を声や表情に出して選手に伝える。これこそが、プロレス初心者が楽しく観戦するための、唯一といってもいい秘訣なのだ。

まとめ

プロレス観戦は、誰でも気軽に楽しめる上質の娯楽だ。 細かいルールはありませんし、人間の限界を超えたプロレスラーたちの肉弾戦を堪能するだけで、日ごろの憂さを晴らすことができる。 チケットの価格も(特別席でなければ)お手頃だ。初心者だから……と臆することなく、どんどん会場に出向いて、ぜひ生でプロレスを観戦してほしい。