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新日本プロレス注目選手、内藤哲也選手を解説

2016 12/21 10:03
プロレスリング,ⒸShutterstock.com
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Photo by " Photoraidz"/Shutterstock.com

新日本プロレスの生粋のファンであり、ヒール転向後爆発的な人気を持つ内藤哲也選手の生い立ちや経歴などを解説する。 「トランキーロ(焦るなよ)!」でおなじみの内藤哲也選手の言葉のプロレスにも注目だ。

内藤哲也選手の生い立ち

内藤哲也選手は、小・中学生の頃は野球とサッカーに明け暮れた少年時代を過ごし、プロレス界の大スター武藤敬司さんにあこがれて、高校生の時にアニマル浜口ジムに入門した。
デビューから才能を期待されてジーニアスと呼ばれ、次の新日本プロレスのエースと目されていた内藤哲也選手。ジュニア級ではそれに見合う活躍をしていたものの、ヘビー級となった頃には、強いけれども大事なところで勝ちきれず、主要タイトルに手が届かない日々が続いた。

内藤哲也選手のメキシコ遠征後の変化

その後、メキシコ遠征でのプロレス団体「CMLL」(スペイン語で制御不能という意味)加入を経て、内藤哲也選手は変わった。
それまでの好青年キャラクターとは異なる見た目や、やる気の見えない態度、ラフなプレースタイルは、まさに制御不能状態で、試合後の記者の声掛けを無視したり、タッグを組んだ相手がやられている中、我関せずで見殺しにしたりすることもあった。 そんな内藤選手の状態に、ベビーフェイス役であるにもかかわらず、何をやってもブーイングの嵐が巻き起こっていた。

ヒール役となって輝きを増す内藤哲也選手

しかし、内藤哲也選手の一貫した姿勢とプロレスファンならではの視点からの閉塞感のある組織への批判と代案の提示は、ファンの心をつかみ、一躍人気選手となった。
次は何をやらかすのかという驚きやわくわく感を抱かせるヒール役となり、「トランキーロ!あっせんなよ!」というキメ台詞を持つことにより、ライトなファン層まで取り込んでいる。 ヒールなキャラに徹して本音の会社批判で人気を集めていくさまは、蝶野正洋選手や長州力選手と重なるものが感じられる。

新日本プロレスのファンである内藤哲也選手

内藤哲也選手は新日本プロレスの熱心なファンで、選手になってからも「一選手である前に一ファンでありたい」という気持ちでファンクラブに入会しているという異色の選手だ。その熱い気持ちには新日社員も笑ってしまったというほどで、新ファンクラブ名簿の一番上に名前があるという噂もある。
広島市民球場の取り壊しの際の公式戦最終試合をわざわざ観戦しに行くほどの広島東洋カープの熱狂的ファンで、新日本プロレス野球部では守備と俊足でチームに一役買っている。

内藤哲也選手の必殺技と獲得タイトル

内藤哲也選手の必殺技「デスティーノ」は、スペイン語で「運命」という意味がある。 メキシコ遠征中に公園で子どもが逆上がりをしている姿を見てひらめき、開発したとされている。変形のリバースDDTで、後頭部をマットにたたきつけて首にダメージを与える。2015年のG1 CLIMAX公式戦の棚橋弘至選手との試合で初公開され、今では内藤選手の代名詞的な技となっている。
第64代IWGPヘビー級王座や、第15代IWGPインターコンチネンタル王座などのタイトルを獲得した内藤哲也選手の今後の活躍に注目だ。

まとめ

いかがだろうか? どん底から這い上がってきた内藤哲也選手にファンの熱い目が注がれている。 今後の内藤哲也選手の活躍と、新日本プロレスを引っ張っていく存在となっていくことに期待が高まる。