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気になる!F1界に新たな日本人選手登場の可能性はあるのか?

2016 12/9 12:03
F1
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Ⓒゲッティイメージズ

日本人レーサーの現状について興味がある方へ。 どうしても外国人が目立ってしまうF1ですが、日本人はどうなっているのか知りたいと思いませんか? すでに次世代の芽が育っていますので、ぜひ知っておきましょう! 今回は、F1における日本人選手の事情についてご紹介します。

ここ数年日本人レーサーが現れない寂しさ

世界中で人気のF1レースは、もちろん日本でも大人気です。日本人でもF1で活躍したいと思っているレーサーは多いのですが、F1で走るための道のりは果てしなく遠いというのが現実です。
それでも、この40年、日本は定期的にF1レーサーを輩出してきました。ここ数年は日本人レーサー不在という寂しい状況になっていますが、それだけ戦いが熾烈であり、海外の選手が強くなってきているということが理解できます。 今後数年以内に、日本人レーサーがF1に出場する可能性はあるのでしょうか?

日本人でF1レースに参加したのは何人?

日本人の場合、F1にフル参戦するのではなく、スポット的に参戦する選手が多かった印象があります。それらの選手を含めると、F1の歴史において19人の日本人が出場しました。
F1が始まってから60年以上経過しているものの、その舞台に立つことができた日本人は、たったの19人です。それだけ険しい道のりだということがわかりますが、それでも毎年多くの日本人がレーサーとして登録して、F1を目指しています。 また、スポット参戦では、日本GPのレースの時に下位のチームから誘われることがあります。もし出場したい場合は、そのチームにお金を払うことで、F1に出場できることが多いのです。

日本で表彰台に上がった選手は?

日本のプロレーサーで、F1レースで表彰台に上がることができた選手はたったの3人です。 日本人で初めて表彰台に立つという快挙を達成したのは、1990年の日本GPに出場した鈴木亜久里選手です。この時の成績は3位でした。
その後、2004年のアメリカGPで佐藤琢磨選手、2012年の日本GPで小林可夢偉選手が、いずれも3位の成績を収めています。 ただ、これまでの最高成績は3位止まりであり、日本人で1位となった選手はまだ存在していません。

未来の日本人F1レーサー候補は?

とはいえ、現在でも日本国内で多くの若い芽が育ちつつあります。その中でも特に注目すべき選手は、日本人でただ一人GP2シリーズに参戦している松下信治選手です。GP2というのはF1直下のカテゴリーと言われており、ここでの成績いかんによっては、F1への昇格も難しくないとされています。
松下選手は、このGP2において、日本人史上2人目となる1勝を勝ち取っています。ちなみに史上1人目は小林可夢偉選手です。ですので、松下選手のF1出場も、遠くない未来に実現するかもしれませんね。

まとめ

さて、今回はかつての日本人のF1参戦の実績や、これからの有望選手についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか? まだまだ日本人の実力は高くはありませんが、確実に次世代が育ってきています。 ぜひ皆さんも松下選手の今後の活躍に期待してみてください。