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フィギュアスケーター織田信成選手と音楽

2016 9/23 11:08
nobunari oda
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Photo by Olga Besnard/Shutterstock.com

現役時代の織田信成選手に魅了された方へ!
織田選手は、日本のフィギュアスケート界を盛り上げた人物です。
彼は織田信長一族の子孫であるということでも有名でしたが、もっとその魅力を知りたい方も多いでしょう。 ここでは、どのような音楽が演技に使われたのか紹介します。

織田信成さんってどんな人?

織田信成さんは1987年3月25日生まれ。日本の元プロフィギュアスケーターです。大阪府の出身で、身長は164センチと少し小柄な印象を受けます。高校は、大阪府立阿武野高校、大学は関西大学と、いずれも関西圏の学校に進学しています。
感情表現が豊かで、大変涙もろく、自身が試合で高得点を出したときや、思うような結果が残せなかった場面はもちろん、浅田真央選手や高橋大輔選手が活躍した場面で涙を流すシーンなどがテレビ画面に映ったこともありました。

『座頭市』が引き出す織田信成さんの力強さ

2004から2006年にかけてのフリーの演技では、映画「座頭市」で使用された音楽をもとに演技が構成されています。先祖が織田信長ということもあって、やはり、戦国武将のような力強さと彼が持つ繊細さを合わせた表現を得意としています。コロラドスプリングスで行われた四大陸フィギュアスケート選手権や、大阪で行われたISUグランプリシリーズNHK杯では2位をたたき出し、総合で優勝を果たしています。イメージに合った音楽は選手の能力を引き出すのですね。

シェルプールの雨傘と織田信成さんの繊細さ

織田さんは、うれしい時には笑い、悲しい時には涙を流す姿が印象的なように、感情表現が非常に豊かであることが有名でもあります。彼が持つ力強さはもちろん勝負のポイントになりますが、繊細さも大切な特徴の一つです。その繊細さが表れていた曲の一つが、2011から2012年にかけてフリースケーティングにて映画「シェルプールの雨傘」より使われた曲といってよいでしょう。体全体で曲をとらえて表現する姿は目を見張るものがありました。

侍の精神を受け継ぐものとして、最後の音楽は「ラストサムライ」

彼の最後のシーズンとなる2013から2014年にかけてのエキシビションでは、映画「ラストサムライ」で使われた曲を使用しました。織田さんといえば、世間的にも侍のイメージが強く、そのイメージに合った曲を選ぶことが多くありましたが、最後はやはり侍の精神を受け継ぐものとして、この曲を選んだのでしょう。彼の演技力と力強さは非常に頼もしく、まさに平成の地に生き残ったラストサムライ。最後を締めくくる良いショーになりました。

織田信成さんは今…

織田さんは、現在はフィギュアスケート選手を引退し、数多くのニュース番組やバラエティー番組などで活躍の場を広げています。彼の持つ人柄の良さと、豊かな感情表現がお茶の間に笑いをもたらしています。今後もますますの活躍への期待が持てそうですね。
また、フィギュアスケートの大会で解説を行うなど、日本のフィギュアスケートを盛り上げる一助となっており、今後は指導者として関わりを大きくしていくのではという期待が高まっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。 選ぶ音楽一つで、選手のイメージにも大きくかかわってきます。 気になった方はぜひ織田さんが演技で使った音楽を聴いてみてくださいね。

以上「フィギュアスケーター織田信成選手と音楽」でした。