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フィギュア四大陸選手権で活躍した歴代メダリスト女子選手5選

2017 7/10 10:01まりも
アシュリー・ワグナー選手
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Photo by Olga Besnard/Shutterstock.com

1999年に始まった四大陸選手権。まだまだ歴史の浅い大会ではあるものの、その中でも熱い演技は多く見られます。数多くの若手有望選手が台頭し、移り変わっていく中で、四大陸選手権での記憶に残る演技者5選を紹介します。

日本女子フィギュア界の新星・三原舞依選手

三原舞依選手は、兵庫県出身のフィギュアスケート選手です。
2015年に難病指定となっている若年性突発関節炎(若年性リウマチ)にかかり、関節炎の痛みで一時は普通に動くこともできない状態になりました。そんな中でも筋力トレーニングを続け、痛みと向き合いコントロールしながら、第一線へと舞い戻ります。
2016-2017シーズンの四大陸選手権でSPでは4位だったものの、FSで高得点となり、逆転での国際大会初優勝を飾りました。

安定した演技のミス・パーフェクト宮原知子選手

宮原知子選手は、京都府出身のフィギュアスケート選手です。
シニアデビューした2013-2014シーズンの四大陸選手権でパーソナルベストを取り、シニア初の表彰台で2位となりました。翌シーズンの四大陸選手権では、SPでパーソナルベストを更新するも、FSのジャンプミスにより得点が伸びず、同じく2位となります。
2015-2016シーズンの3年連続出場となった四大陸選手権で、SP・FSともにパーソナルベストを獲得し、シニアの主要国際大会での初優勝を遂げました。

3回転アクセルが代名詞の浅田真央さん

浅田真央さんは、愛知県出身の元フィギュアスケート選手です。
2007-2008シーズン四大陸選手権初出場で初優勝を遂げたのち、2009-2010シーズンも四大陸選手権で優勝を勝ち取りました。その後、2010-2011シーズンの四大陸選手権でも優勝を飾りますが、その年の東日本大震災の被災地の惨状を目の当たりにし、練習に身が入らなくなってしまいました。
その後、母親の死など、精神的疲労に加え、身体的疲労も重なり、2014-2015シーズンに休養を発表しました。2015-2016シーズンの四大陸選手権代表に選出されるも、世界選手権に集中するために辞退しています。四大陸選手権優勝回数3回という、村主章枝さんと並ぶ女子最多タイ記録を持っています。

スピード感あふれる演技が魅力。アシュリー・ワグナー選手

アシュリー・ワグナー選手は、ドイツ出身のアメリカのフィギュアスケート選手です。
フィギュアスケート選手は、裕福な家庭出身で親の援助を受けている選手が多い中、ショッピングモールでのアルバイトと将来を期待される若いスケーターへのマイケル・ワイス奨学金で競技資金を工面していました。
そういった状況が精神面を強くするのでしょうか、自信にあふれた演技で2011-2012シーズンの四大陸選手権でパーソナルベストを25点更新し、シニアの国際大会初優勝を果たしました。

速さ世界一のアップライトスピンが圧巻。氷上のアクトレス村主章枝さん

村主章枝さんは、千葉県出身の元フィギュアスケート選手です。
1998-1999シーズンに四大陸選手権で日本女子最高の5位に入り、翌シーズンには同じく四大陸選手権で一つ順位を上げ、4位となります。その後、2000-2001シーズンに四大陸選手権で初優勝を果たし、その後も2002-2003シーズン・2004-2005シーズンの四大陸選手権も優勝を遂げ、四大陸選手権優勝回数3回という、浅田真央選手と並ぶ女子最多タイ記録を持っています。

まとめ

次々と新しい若手が台頭してきている女子フィギュアスケートシングル。そんな中でも、四大陸選手権で活躍した女子フィギュアスケート選手5名についてまとめてみました。現在の若手の注目株も、過去の名選手の演技も、ぜひ双方楽しんでみてください。