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日本でフェンシングが強い大学ってどこ?気になる5つの強豪校

2017 5/1 10:13イシカワヒロキ
フェンシング
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Photo by YAKOBCHUK VIACHESLAV/Shutterstock.com

大学にフェンシング部がある学校は限定されますが、その中の強豪校と呼ばれる大学には国内の大会だけではなく世界大会にも出場する選手が集まっています。今回は、フェンシングで強い大学5つをご紹介します。

同志社大学は、多くの有名選手を輩出したフェンシングの強い大学

なんといっても同志社大学のOBには、2012年のロンドンオリンピックで銀メダルを獲得した太田雄貴(おおたゆうき)氏がいます。また、同志社大学の名誉教授であり、1960年ローマ、1964年東京オリンピックに出場した田淵和彦(たぶちかずひこ)氏がいます。
現役選手も勢いがあり、2015年関西学生フェンシング選手権大会では、同志社大学の西村拓也(にしむらたくや)選手と堀茜音(ほりあかね)選手が個人優勝を果たおり、疑う余地なくフェンシングの名門校です。

エペ団体11年ぶりの優勝、フェンシングで注目の中央大学

2008年の北京オリンピックに出場した千田健太(ちだけんた)選手は、中央大学フェンシング部のOBです。また2016年では、全日本学生フェンシング選手権大会の男子エペ団体戦で11年ぶりの優勝を果たしました(エペとはフェンシング種目の1つであり、突きが全身のいずれかに750g以上当たれば有効となる)。
中央大学フェンシング部は、リーグ戦やインカレにも積極的に参加しており、これからますます活躍が期待されている大学です。

慶應義塾大学フェンシング部

創部は1936年。2013年、全日本フェンシング選手権大会で和田選手が個人3位入賞しました。
2014年では、男子エペ団体が関東学生選手権大会で準優勝、女子サーブルが関東学生2部リーグで優勝しています(サーブルとは、攻撃権による攻守交替があり、上半身に突きか斬り攻撃が当たれば有効になる種目)。
2015年には、全日本フェンシング選手権大会で宮脇選手が個人優勝しました。この他、さまざまな成績を収めています。

フェンシング部の歴史が長い専修大学

専修大学フェンシング部は、大学創立時(1937年)からあり、伝統ある部活動です。
OGには、2012年ロンドンオリンピックに出場した女子フルーレ平田京美(ひらたきょうみ)選手がいます(フルーレとは、攻撃権による攻守交替があり、胴体部分に500g以上の突きが決まれば有効となる種目)。
2016年に行われた全日本フェンシング選手権大会では、専修大学の菊池小巻(きくちこまき)選手が19歳で優勝しました。

世界大会に出場する明治大学も、フェンシングの強い大学

明治大学フェンシング部は、男女ともに実力があり、2016年の関東学生リーグ戦では、男子フルーレ2部で2位、女子フルーレ2部で2位という結果を収めています。また、明治大学フェンシング部は全日本学生王座決定戦や全日本ベテラン選手権など、さまざまな大会にも出場しています。
さらに、2016年10月にドイツのシュトラールズント市で行われた「世界ベテラン選手権」にも出場し、世界レベルに照準を合わせ、練習している強豪校です。

まとめ

オリンピック出場経験がある有名選手がOB・OGにいる大学もあれば、世界大会にも積極的に出場している大学もあります。大学創立時からフェンシング部が存在する強豪校の場合、長い歴史の中で実績を積み重ねていると考えられます。2020年東京オリンピックのフェンシングの日本代表はこれら強豪校から選出されるでしょうか。注目していきたいと思います。