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注目必至のバスケのプロリーグ「Bリーグ」とは

2016 8/20 05:15
イメージ画像,ⒸZero99/Shutterstock.com
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Bリーグとは

日本全国36のクラブチームが、B1(1部)とB2(2部)に分かれて8カ月間戦うリーグのことで、
●世界に通用する選手やチームの輩出とそれに伴っての競技力や競技人口の拡大
●勝っても負けても試合を見て楽しかったと思えるエンターテインメント性の追求
●スポーツを通して人生を楽しむことができる環境の提供のための、アリーナと地域に根差したスポーツクラブの展開
を掲げている。また、覚えやすく印象的な「Bリーグ」という名前には、バスケットボールのB以外にbe動詞、「Boys, be ambitious」のように無限の可能性を秘めたbeの意味も含んでいる。

トップパートナーであるソフトバンクが全試合のライブ配信を決定したため、実際に観に行けない人でもスマートフォンやパソコンで試合が楽しめることになった。そのため、テレビで観れない試合も生中継で楽しめるようになる。

クラブチームの内訳は?

B1・B2ともに、東地区・中地区・西地区各6つからなる18クラブが、自地区総当たりと他地区2回戦の計60試合を戦う。北海道から沖縄まで、東西南北の地域から、NBL・bjリーグ双方のクラブが混合となるよう、地区と部が分けられている。

B1の上位クラブはチャンピオンシップに出場することができ、B2の上位2クラブはB1に昇格し、B1の下位2クラブはB2に降格する。B2の3位とB1の下位3クラブは入れ替え戦を行い、勝者は翌シーズンのB1に参加する権利を得る。この『入れ替え制リーグ』はJリーグでも導入されている。

そもそも2リーグが合併したのはなぜ?

プロ化に反対する日本バスケットボール協会からの脱退という形で発足されたbjリーグ。その後も日本代表選手揃いのNBLとエンターテインメントを重視するbjでは「実力のNBL、人気のbj」といわれるほど、双方の実力やプレーの質にへだたりがあった。

そもそも「企業主体の運営でプロ化に反対していたNBL」と「町おこしなどの一環として収入が増えることを見越しプロ化を目指すbj」では、利害が一致しにくい。そのため長年問題が解決されず分裂したままFIBA(国際的バスケットボール団体)から国際大会出場停止処分をうけ、20年間放置されていた問題をどうにか解消して発足したのがBリーグだ。