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【NBAチャンピオン】クリーブランド・キャバリアーズのBEST5

2016 8/20 05:15
クリーブランド・キャバリアーズの#23レブロン・ジェームズ,ⒸScott Meivogel/Shutterstock.com
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ⒸScott Meivogel/Shutterstock.com

【#23】レブロン・ジェームズ

あらゆるプレーが高水準で「ポイント・フォワード」とも呼ばれ、5つのポジションすべてをこなすオールラウンダー、レブロン・ジェームズ。

今シーズンでマイアミ・ヒートからキャバリアーズに帰還して2度目のシーズン、レブロン個人としては6シーズン連続のNBAファイナル出場となる。もちろんチームとして優勝に手が届かなかったシーズンもあったにせよ、立派な記録だ。

今回のファイナルはウォリアーズに王手をかけられた後の2連勝であり、この2試合で樹立した記録“連続40得点超え”は、2000年のシャック・オニール以来の記録だ。レブロンは“キング”の名にふさわしい、誰にも止められない鬼気迫るプレーぶりを見せつけたのだ。

ジョーダンの再来と言われた彼も31歳。地元でのチャンピオン獲得を夢見てマイアミ・ヒートから帰還して2年目で、クリーブランド・キャバリアーズに初タイトルをもたらした最強の男だ。

【#5】JRスミス

トレードで今年1月にキャバリアーズに加入したJRスミスは、過去にシックスマン賞を受賞したこともある実力者だ。

ニューヨークニックス所属の際は交通事故や傷害事件、薬物使用といった素行の悪さが原因で出場停止処分を受けるようなこともあったが、この移籍を機に彼は大きく生まれ変わり、まるで水を得た魚のようにシュートを打ち、チーム成績をV字回復させ、カンファレンスファイナルでは球団記録となる3ポイントシュートを8本沈めてみせた。

ウォリアーズとのファイナルでは得点こそ目立たなかったものの、レブロン・ジェームズの“女房役”としてパスを供給しながら、要所要所で3ポイントシュートを決めてくるシブいプレーを連発し優勝に貢献した。

【#13】トリスタン・トンプソン

カナダ出身、25歳のトリスタン・トンプソンはパワーフォワードとして今シーズンもレギュラーシーズン全82試合にスタメン出場しており、3年連続休み知らずというまさに“鉄人”ともいえる選手だ。

また、“チームのハート&ソウル”と形容するキャバリアーズには欠かせない存在のタロン・ルーHCもファイナルで躍動。エネルギッシュなプレーでウォリアーズの攻撃の芽を摘み取り、得点を重ねていった。レブロン・ジェームズのような圧倒的な「個」はないにせよ、全力プレーでチームに貢献し、キャバリアーズ初戴冠の原動力になったことは間違いない。

【#2】カイリー・アービング

シーズン序盤は故障が影響し出遅れたものの、12月には戦列復帰したキャバリアーズのポイントガード、カイリー・アービング。シーズンを通して得点能力が高く、ファイナル第3戦では30得点・8アシストを記録。敗れてしまった第4戦でも34得点を決めて見せ、続く第5戦では、なんとレブロン・ジェームズと並ぶ41得点をマークした。

この3試合のできは素晴らしく、尻上がりに調子を上げゴールを外す気配すら感じさせないほど神がかった強さを披露した。チャンピオンを決める第4Qでは、試合を決める3ポイントシュートを沈め、史上初となる「1勝3敗からの逆転優勝」を手繰り寄せた。

【#0】ケビン・ラブ

2014年にティンバーウルヴスからキャバリアーズに加入した27歳のケビン・ラブは、身長203cmのビッグマンだ。加入1年目こそケガに苦しんだが、2シーズン目である今季は開幕からスタメンフォワードとして活躍してきた。

ファイナル第2戦では相手選手との接触から脳しんとうを起こすトラブルに見舞われるも、最終戦となる第7戦までコンスタントに出場し、14本のリバウンドを記録。攻守両面で大活躍した。

レブロン・ジェームズやアービングのようなゴールスコアラーを支える脇役として、キャバリアーズの優勝に貢献した。