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ワシントン・ウィザーズが指名した、NBAドラフト歴代1位を紹介

2017 7/10 10:01イシカワヒロキ
ワシントン・ウィザーズ
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Photo by 360b/Shutterstock.com

1961年、アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.に創設された「ワシントン・ウィザーズ」。これまでに「シカゴ・パッカーズ」「ワシントン・ブレッツ」など、さまざまなチーム名に変更しており、ユニークな歴史を持つチームといえます。今回は、そんなワシントン・ウィザーズのNBAドラフト選手をご紹介します。

プレーオフ進出に貢献 ジュワン・ハワード

1994~2001年にウィザーズで活躍していたのが、フォワードポジションのジュワン・ハワード選手です。
NBAドラフト5位でウィザーズに指名され入団すると、ルーキーシーズンから17.0得点、8.4リバウンド、2.5アシストを記録しました。
また、翌年には22.1得点、8.1リバウンド、4.4アシストという結果を残し、チームに大きく貢献しました。3年目の1996~1997年には、ワシントン・ウィザーズのプレーオフ進出を支えた選手の1人として知られています。

ウィザーズを代表するセンター クワミ・ブラウン

ウィザーズが2001年にNBAドラフト指名したのが、クワミ・ブラウン選手です。
ブラウン選手は史上初の高卒ドラフト1位で、当時ウィザーズの選手編成担当者であったマイケル・ジョーダン氏から指名された選手です。ポジションはセンターでしたが、ウィザーズ時代にはなかなか結果を出せませんでした。
移籍後の2008~2010年(デトロイト・ピストンズ時代)では高く評価されたため、ウィザーズからしてみれば非常に惜しい選手といえます。

チームの低迷期が続く

マイケル・ジョーダン氏も期待していたブラウン選手がまさかの不調のまま、2005年にウィザーズを離れました。その後ウィザーズは2年連続でプレーオフに進出しますが、この頃から怪我による欠場選手が増えてしまいます。
さらに、2009年には「チームメンバーの不祥事」「移籍選手のけがによる戦力不足」が生じて、不穏な空気が流れます。ウィザーズのオーナー、エイブ・ポリン氏が亡くなったのもこの頃でした。

もう1人の歴代1位 ジョン・ウォール

絶望的な状況のウィザーズでしたが、2010年にNBAドラフト1位のジョン・ウォール選手が加入しました。彼のポジションはポイントガード(PG)。NBAデビューから3試合連続9アシスト以上の記録を達成しました。これはNBA史上2人目の快挙で、苦しむチームを救う優秀なPGが誕生した瞬間でした。
ほかにも2011年に「NBAオールルーキーチャレンジMVP」、2014年に「NBAスラムダンクコンテスト優勝」という結果を残しています。2017年3月時点でも、ウィザーズに在籍し、チームを支え続けています。

ウィザーズの得点源 ブラッドリー・ビール

2012年にウィザーズからNBAドラフト指名されたのが、ブラッドリー・ビール選手です。ビール選手はNBAドラフト3位の選手であり、シューティングガード(SG)とSFがプレーポジション。
彼の魅力は、素晴らしい攻撃センスに加えて3ポイントシュートも打てる「圧倒的な得点力」です。2013年の「オクラホマシティ・サンダー戦」では34得点、同年の「メンフィス・グリズリーズ戦」では37得点を決めました。2016年の「フェニックス・サンズ戦」でも42得点を記録。2017年3月時点でもウィザーズの得点源として活躍しています。

まとめ

ウィザーズは一時期、「絶望的な状況」といわれるほどの不運が重なっていました。しかし、NBAドラフト選手が次々と活躍することで、NBAでも上位に入る「強豪チーム」に成長しました。今後もウィザーズがどんなNBAドラフト選手を指名するのか、注目していきましょう。