「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

【ぶち強い!】山口県のバスケ強豪校5選

2016 7/31 09:20
高校バスケ 山口県 画像
このエントリーをはてなブックマークに追加

山口県の高校バスケ強豪校は、公立高校・私立高校ともに切磋琢磨している。なかなかのハングリー精神を持っているのか大会でミラクル的な結果を出すことも?そんな高校バスケ部に注目しよう。

力強い主力選手が揃う伝統校【豊浦高等学校バスケ部】

進学校でありながら文武両道という校風で、部活動が非常に熱心な下関市県立豊浦(とよら)高等学校。1792年創立当時は男子高だったが2003年より男女共学となっている。バスケットボール部は県内外でも強豪として知られており、プロ選手の中川和之も卒業生の一人だ。

最近では平成27年度第46回ウインターカップでベスト16になり、平成28年5月の第60回中国高校バスケ選手権大会で優勝、更に第67回インターハイ県予選でも優勝し2年ぶりに25回目の全国大会への切符を手にした。特に第60回中国高校バスケ選手権大会では、残り20秒で放った主将の逆転シュートで17年ぶりの優勝を勝ち取ったため、選手も高校も歓喜に震えたという。

明るく笑顔、上位進出をめざす【柳井高等学校バスケ部】

柳井高等学校は、古くから水陸交通の要衝として栄えた柳井市にある公立高等学校だ。創立は1907(明治40)年で女学校として開設されたが、現在は男女共学校になっている。地域では柳高(りゅうこう)と呼ばれており「右文尚武」を校風とし、学業はもとより部活動にも力を入れている。バスケットボール部以外に、卓球部、野球部、ソフトテニス部なども県大会や全国大会で活躍している。

他のクラブに負けじと練習を続けたバスケットボール部は、平成27年は県予選を勝ち抜きインターハイ初出場を果たした。決勝戦の残り11秒でフリースローを決め勝利したのだが、惜しくも一回戦で盛岡市立(岩手)に破れた。しかし、その後も秋季岩柳大会で優勝し、第46回全国高校バスケ選抜大会の県予選では決勝で豊浦高校に破れたものの準優勝を手に入れた。

アカデミックな学び舎で練習に励む【山口高等学校バスケ部】

明治3年に創立された山高(やまこう)は、学校のシンボル「記念館」が平成11年に文化庁の登録有形文化財建造物に指定されたことで有名な公立高校。学力向上は勿論だが部活動も多く存在し、「山高総体」や「合唱大会」「銀鐘祭」など充実感を得られる学校行事も豊富だ。

男子バスケットボール部は平成22年インターハイ県予選大会2年連続優勝し、平成24年インターハイ全国大会では二回戦へ進み明徳義塾(高知)を破り、平成27年のインターハイ県予選大会は決勝で柳井高校に破れながらも2位という好成績を残した。

つよい心やさしい心【誠英高等学校バスケ部】

防府市にある誠英高等学校は1926年に女学校として創立された私立高校で、2003年からは男女共学となっている。「至誠一貫・規律厳守・協同一致」が校訓で、バレーボールとバスケットボールの強豪校として知られている。

特に女子バスケットボールの活躍が目覚ましく、記念すべき1993年第一回ウインターカップ大会の優勝校だ。その後2010年・2011年と2年連続で全国大会に出場しており、インターハイ県予選大会では平成26年・27年・28年と連続で準優勝している。

自由闊達!県大会常勝校【慶進高等学校バスケ部】

慶進高等学校は山口県宇部市にある私立の中高一貫校で、1928年に宇部裁縫女学校として設立された。2002年に男女共学校となり、現在は普通科のみとなっている。進学校だが部活動も盛んで、サッカー・ソフトボール・バスケットボール部が強い。

女子バスケットボール部は全国大会の常連校となっており、2015年ウインターカップでは4年連続で計6回目となる全国大会出場を遂げ、インターハイでは2015年に5年連続で計17回目となる出場記録を勝ち取った。

ミラクルをありがとう!【徳山商工高等学校バスケ部】

徳山商工高校は総合ビジネス科・電子情報科などが設置されており、誠実・協同・実践を校訓としている。全国大会出場を目標に日々の練習に励んでいる女子バスケットボール部は平成21年度山口県総合体育大会で優勝し、見事インターハイにも出場している。

決勝戦の対戦相手が誠英高校だった平成28年の県大会では、同点で力が拮抗した試合終盤に2度のフリースローを決められ2点差に。誰もが誠英高校の勝利を確信した残分0.9秒だったが、諦めない徳山商工がセンターライン付近から放ったボールがゴールへ吸い込まれ、66対65で勝利したのだ。ブザービートと素晴らしいスーパープレイによって、再び全国大会の切符を手にすることができた。

まとめ

山口県の高校男子バスケットボールといえば、やはり豊浦高校が有名で全国大会への出場回数も多くベスト16にも入るほどの強豪校だ。しかし、向かう的である柳井高校・宇部工業・山口高校・早鞆高校などが簡単に勝利を譲らないだろう。
また、全国大会では慶進高校女子バスケットボール部が常連校となっているが、”ブザービート”奇跡の逆転優勝を果たした徳山商工や毎回上位に粘り強く食い込んでくる誠英高校が大きな壁となるだろう。