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【王道バスケマンガ】スラムダンクのキャラクターのモデルはあの選手!

2017 1/18 10:02
バスケットボール
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Photo by Brocreative / Shutterstock, Inc.

あの人気バスケマンガ「スラムダンク」の登場キャラクターにモデルがいたってご存知でしたか?作者がハッキリと公言したわけではありませんが、ネットなどではあるNBAの選手がモデルなのではないかという噂があるのです。今回はその噂の真相に迫ってみたいと思います。

湘北のエース 流川楓…マイケル・ジョーダン!

まずは主人公の桜木花道…ではなく、桜木のチームメイトでありライバル的存在でもある流川楓のモデルから紹介しましょう。というのも流川のモデルは、言わずと知れたNBAの名プレーヤー、マイケル・ジョーダン選手だといわれているからです。
スモールフォワードのポジションはもちろんのこと、左ひじにつけているリストバンドの位置、物語の序盤でつけていた背番号23、シュート時のフォームや試合の流れを変えるプレーを連発する姿など、もはや似ていないところを見つける方が難しいくらいにそっくりなのです。

主人公 桜木花道…デニス・ロッドマン?

さて、では主人公の桜木花道のモデルを紹介しましょう。桜木のモデルは、ネット上ではデニス・ロッドマン選手なのではないかといわれていました。並外れたリバウンド能力に加え、あの奇抜な赤い髪の毛、プレースタイルも見た目もそっくりなのです。
しかし実はロッドマンは桜木のモデルとしてはあり得ないという話もあります。というのも、もともとロッドマン選手は高い守備力が評価されていた選手。彼のリバウンド能力が注目され始めたのは92年からなのです(92年に初めてリバウンド王に輝いた)。
そして髪を赤く染め始めたのはさらにそれ以降。スラムダンクの連載開始は90年からなので、当時のロッドマン選手がモデルになったというのはあり得ないのです。フォームなどを参考にしたくらいならあり得る話ですが、少なくともキャラの構想時点ではモデルにはなっていなかったでしょう。

桜木のモデルはチャールズ・バークレー説が有力

では桜木のモデルは誰なのでしょうか。実はもう1人、この選手がモデルなのではないかといわれている人物がいるのです。それはチャールズ・バークレー選手。NBA史上最高のパワーフォワードと呼ばれていた選手です。
ロッドマン選手と同じくリバウンド能力に定評があり、現役中に記録したリバウンドでの得点は10,000以上、また物語の後半で桜木が外からのミドルシュートを覚えるのですが、バークレー選手も中距離からのシュートが大の得意だったのです。そして何より流川のモデルとなったマイケル・ジョーダン選手とはライバルでもあり親友という関係にありました。
80年代後半から頭角を現した選手で、連載開始時にもピッタリとあてはまります。ロッドマン選手の赤髪があまりにもインパクトがあったため、当初は彼がモデルなのではともいわれていたのですが、現在ではこのバークレー選手がモデルだという説が有力です。

湘北高校の他のメンバーのモデルは?

では他の選手たちのモデルはどうなのでしょうか。わかりやすいのはセンターの赤木剛憲ですね。作中では「ゴリ」や「ゴール下のキングコング」と呼ばれている彼ですが、そのモデルはパトリック・ユーイング選手だといわれています。ポジションはセンターですし、ゴール下に強いこと、そして何よりキングコングの愛称で呼ばれていることなどが共通点として挙げられます。
ポイントガードの宮城リョータは、ケビン・ジョンソン選手がモデルでしょう。宮城といえば、小柄ながらもテクニックやスピードにあふれたプレーが特徴ですよね。ジョンソン選手も2メートル越えが当たりまえのNBA選手としては少し小柄(185cm)でありながら、その類まれなスピードと跳躍力をいかし、長身の選手にもあたり負けないタフなプレーを見せていました。
そして「安西先生…!!バスケがしたいです…」のセリフでおなじみ、シューティングガードを務めていた三井寿ですが、彼のモデルはマーク・プライス選手ですね。作中では三井は3ポイントの名手として描かれていたのですが、プライス選手もやはり3ポイントの名手として知られ、通算での成功率は40%越えを記録しています。

安西先生にもモデルが!?

ちなみにですが、安西先生にもモデルとなった人物がいるそうです。とはいってもNBAの選手ではなく、一般の方だそうですが...。その人物は九州ではかなり有名な人物で、何と4つの高校を全国に率いたこともある人物。バスケ関係者その名を知らぬものはいないとまで言われていた有名人がモデルなのです。
もともとスラムダンク筆者の井上雄彦先生は鹿児島生まれで高校時代はもちろんバスケ部、そのため監督として九州で抜群の実績を誇るその人物をモデルにしたのでしょうか。指導方針としては熱血指導タイプで安西先生とは正反対ですが、体型は安西先生そのもの。知る人が見れば一目で分かるほどにそっくりだそうです。

まとめ

今回は紹介しきれませんでしたが、湘北高校だけでなく他の高校のキャラクターにもモデルがいるといわれています。都市伝説的な話ですが、こういったことを知るとますますバスケが好きになりますよね。気になる方はぜひ調べてみてください。