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【徹底解剖】読売ジャイアンツのスポンサーとは

2016 9/16 20:29
読売ジャイアンツ
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Photo by Brent Hofacker/Shutterstock.com

読売ジャイアンツのスポンサーにスポットを当て、ジャイアンツを支える企業の取り組みを紹介する。

【アットホーム株式会社】チーム独自の月間MVPを選出するスポンサー

読売ジャイアンツのオフィシャルスポンサーである、不動産情報サービスを提供する「アットホーム株式会社」。本拠地である東京ドームでは、グラウンドにせり出した臨場感抜群の「アットホームエキサイトシート」を提供。そのほかにも、毎月ファンが選ぶMVP賞「アットホームヒーロー賞」には、授賞式に選ばれたファン自ら登壇し、選手と対面できる特典も付いてくる。
また、夏休みにはスポーツ報知と連携してキッズ記者取材企画を実施。子どもたちが憧れの選手たちを間近にしながら職業体験できるという、貴重なチャンスを提供する。

【日本大学】ジャイアンツ史上初となる大学スポンサー

日本大学は、大学としては国内最多の学生数を誇る私立大学だ。今シーズンからジャイアンツのオフィシャルスポンサーを務めている。現選手会長の長野久義選手や、村田修一選手、戸根千明投手は日本大学OBであり、他球団にも多数のプロ選手を輩出している。「スポーツの日大」と称されるほどで、スポーツと密接なつながりを持っている。
今シーズンは3回のスポンサードゲームである「日本大学デー」を開催。初開催となった5月の試合では、OBであり角界で人気を博す力士・遠藤が始球式に登場して話題を呼んだ。そのほか、各地での野球教室の開催も予定している。

【アンダーアーマー】アメリカ発!読売ジャイアンツと強力タッグを組む

アンダーアーマーはアメリカ発のスポーツ用品メーカー。2014年からジャイアンツのオフィシャルパートナーとなっている。チーム内でも阿部慎之介選手や沢村拓一投手が同社と契約しており、深いつながりを持っている。
また、昨年は「シスタージャビットカップ」の冠スポンサーを務めた。東京都内と川崎市から女子学童地区選抜チーム合わせて38チームが参加。東京ドームで開会式、ジャイアンツ球場で決勝が行われた。女子選手たちに憧れの舞台を提供すると同時に、女子野球の普及にも一役買っている。

【デルタ航空】東京ドームでプレミアムラウンジを提供するスポンサー

デルタ航空はアメリカ発の航空会社。2014年からジャイアンツとサポーティングカンパニー契約を結んでいる。このスポンサーシップの最大の特徴は東京ドームの中2階にある。メンバーだけが入ることができる「デルタスカイ360°プレミアムラウンジ」を提供している。
じっくり球場全体を見渡せる位置にあり、ホテルメイドのビュッフェも楽しめる、まさに極上空間。国内ではもちろんジャイアンツのみ、メジャーリーグのニューヨークヤンキースや、NFLのシアトル・ホークス、サッカー・イングランドプレミアリーグのチェルシーにも提供している。一流クラブの証とも言える空間を提供している。

まとめ

かつて、子供に人気があるものの代名詞として「巨人・大鵬・卵焼き」という流行語があったように、今も昔も日本全国にファンがいる読売ジャイアンツ。
スポンサーもアメリカ企業が2つ入るなど、マーケティング面も世界レベルに達していると言えそうだ。

読売ジャイアンツのスポンサーは意外にもアメリカの企業が2社あり、ジャイアンツのみならず日本女子野球を支援するなど、日本の野球界を支えてくれているといえよう。また、米系航空会社は高級感のあるラウンジをメンバー提供するなどファンにとり昔と違った楽しみ方があることを示してくれている。球団はスポンサーの下支えがあってこそ成り立つもの。一流のスポンサーの期待に応えるよう、チームもまた一流の試合を提供せねばならない。