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大谷翔平、NPBで過ごした5年間をデータで振り返る

2017 12/18 17:10データスタジアム
日本ハム・大谷翔平
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Ⓒゲッティイメージズ

大谷翔平、NPBで過ごした5年間を振り返る

※文章、表中の数字はすべて2017年シーズン終了時点

 日本時間12月9日、ポスティングシステムによるメジャー移籍を目指していた日本ハム・大谷翔平が、ロサンゼルス・エンゼルスとの契約に合意した。高校時代から憧れた夢舞台に、いよいよ足を踏み入れることになる。今回は、“二刀流”で球界を席巻したスーパースターが、NPBで過ごした5年間を振り返っていきたい。

大谷翔平

 

※球速の単位はkm/h

 

大谷の代名詞といえば、何といってもスピードボールだろう。高校時代に160キロをたたき出したストレートは進化を続け、2016年のクライマックスシリーズでは自己最速の165キロをマーク。今季は故障に苦しんだものの、その平均球速は155.5キロにまで達した。日本では最速155キロを出す投手すら希少なのだから、いかに大谷が傑出しているかを物語っている。

大谷翔平

※奪空振り率=奪空振り÷投球数

 

大谷翔平

※飛距離の単位はメートル

 

もちろん、直球だけではなく、変化球も一級品だ。中でも、最も強力といえる球種がスライダーだろう。9月12日の楽天戦では、あまりの変化の鋭さに空振りした島内宏明が尻もちをついてしまい、米メディアが驚きをもってこの場面を紹介したほどだ。奪空振り率で見ても、今季は20.9%と抜群の切れ味を誇っており、大谷のピッチングを支える重要なボールになっている。

 大谷翔平

※飛距離は推定。単位はm

 

そして、大谷の真骨頂が、打者としても一流であることだろう。今季は故障の影響もあって8本塁打にとどまったが、その平均飛距離は127.5メートルと、今季5本塁打以上を放った打者ではペーニャ(ロッテ)の128.3メートルに次ぐ数値をマーク。球速だけにとどまらず、打球を飛ばすことに関しても球界随一の能力を持ち合わせているのだから、あらためてその才能に驚かされる。

大谷が日本ハムに入団した当初、二刀流に対して懐疑的な目を向けるメディアや解説者は少なくなかった。だが、2014年に「10勝、10本塁打」をクリアすると、16年には投手とDHの2部門でベストナインを受賞し、チームの日本一に貢献。今季の最終登板では「4番・投手」として完封勝利を挙げるなど、圧倒的なパフォーマンスで球界の常識を覆してみせた。近代メジャーでも成功例がない二刀流。前人未到の領域へ、大谷翔平の新たな挑戦が始まる。

 

企画、監修:データスタジアム