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プロ野球歴代盗塁王の中で注目選手は誰だ!?


盗塁

Photo by Andrey Yurlov/Shutterstock.com

巧みなスタートやリードの上手さによって盗塁を積み重ね、盗塁王のタイトルを獲得した選手たち。 今回は観察力や判断力を駆使して盗塁を量産してきた歴代の盗塁王の中から複数の選手をピックアップし、その記録や盗塁成功の秘訣などについて紹介する。

世界の盗塁王と呼ばれる福本選手

福本豊氏は1969年から1988年まで阪急ブレーブスに在籍していた選手で、1970年から1982年まで13年間にわたり連続盗塁王を獲得している。通算1065盗塁をはじめ、13回という獲得回数、1972年に出したシーズン最多盗塁数106回、さらに50盗塁以上をしたシーズンが14回ある、ということなどが、すべて他を圧倒する日本記録となっており、今後も破られる可能性は低いであろうと言われている。
俊足や判断力を生かした守備と共に、2500本安打を達成するなど打撃面においても球史に残る選手であり、1番バッターの仕事はまず塁に出ることと語っていて、盗塁において成功の秘訣を尋ねられた際も、まず塁に出ることと同じ答えを返している。また、国民栄誉賞を打診されて固辞した逸話も残っている。

福本選手の盗塁がクイックモーションの発明へとつながった?

徹底した研究により高められた相手投手の癖を見抜く力の凄さや、スタートの上手さなどで盗塁を量産した福本氏だが、その驚異的な盗塁術に対して各球団が真剣に対策に乗り出すようになった。
そして、当時南海ホークスのプレイング・マネージャーだった野村克也氏が、福本氏の盗塁を阻止するために考案したのが、今や野球界に欠かせない技術となっているピッチャーのクイックモーションだったというのは有名な話だ。
福本氏の存在により誕生したクイックモーションは、その後、各球団にじわじわと浸透していった。

誰もが認める高い盗塁技術を持つ職人肌の選手がいた!

1961年から5年連続で盗塁王となった広瀬叔功氏は、盗塁技術と首位打者にも輝いたことのあるバッティング技術を持ち、南海ホークスの黄金時代を支えた選手だった。596回の盗塁を成功させた広瀬氏は、本当に必要な場面でのみ走ることでも知られており、数よりも成功する盗塁へのこだわりを持っていた。
1968年にはシーズン盗塁成功率95.7%という日本記録も出している。また、連続盗塁成功31回の記録も持つなど、そのスピードとバネを使った盗塁技術は脚の革命者とも称され、日本野球機構に盗塁を認知させた選手と言われている。

トレードマークの赤い手袋で活躍したのは?

読売ジャイアンツの選手として1966年から6回にわたり盗塁王のタイトルを手に入れた柴田勲氏は、赤い手袋を身に付けてプレーしたため、「赤手袋の柴田」と呼ばれたことでも有名だ。通算盗塁数は579 で、1967年には自己最高の70盗塁を記録している。
スイッチヒッターの草分け的存在でもあり、トップバッターとして王貞治氏や長嶋茂雄氏も在籍したV9時代の読売ジャイアンツを支えた選手だ。盗塁では後ろに控える王氏が敬遠されることがないように、待てという指示も多く出され、99.9%をサインで走っており、ツイスト走法やバッテリーの癖を研究して確実性を高めた。

赤星選手の盗塁数はスタートを切る勇気の積み重ねだった!

阪神タイガースに所属していた赤星憲広氏は、「赤い彗星」の異名も持っており、その俊足を生かして新人時代の2001年から2005年まで5年連続でセ・リーグの盗塁王を獲得している。さらに、2003年からは3年連続で60盗塁という記録も作っている。
走る勇気を持つのが重要とする赤星氏は、カウントが早いうちにスタートを切るようにしていた。通算盗塁381のうちの140盗塁を初球、100盗塁を2球目で成功させており、盗塁時のスピードは球界で最も速いと言われた。

まとめ

足が速いだけでは成功しない盗塁には、相手との心理戦やタイミングを見抜く力、スタートやスライディングの技術など、奥深い技術が凝縮されている。 今回は盗塁王を獲得した選手を紹介してきたが、知れば知るほど面白い盗塁は、今後の野球の見方を一段と興味深くしてくれそうだ。

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