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東京都出身で、実力、人気とも超一流の現役プロ野球選手を紹介

2017 8/3 12:53TANANA
東京都
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Photo by srattha nualsate / Shutterstock.com

東京都出身のプロ野球選手は数多存在するが、今回はその中でも、高校時代に活躍して一躍その名をあげ、プロに入団してからも注目度が高かったり、活躍ぶりが顕著な選手を紹介していく。 本記事に登場する彼らを頭の片隅に入れておくだけでも、プロ野球をより一層楽しめることだろう。

4人の東京都出身プロ野球選手を簡単に紹介

まずは今回取り上げる4人の選手を紹介する。
俊足巧打がウリで、高校時代から抜群の知名度を誇る、東北楽天イーグルスのオコエ瑠偉選手。
1年目からチームの勝ちパターンで登板して大車輪の活躍、右変則下手投げの独特なフォームが特徴の、東京ヤクルトスワローズの秋吉亮投手。
2016年、チームの25年ぶりのリーグ優勝に貢献。ホームランを量産するなど急成長し、神がかった活躍を見せた広島東洋カープの鈴木誠也選手。
内外野どこでも守れるユーティリティープレーヤーであり、打撃もスイッチヒッターとして鋭い打球を飛ばす、北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士選手。
以上4人を1人ずつ、プレーヤーとしての個性とともに紹介していく。

日本プロ野球界に巻き起こるハーフ旋風!オコエ瑠偉選手

東村山市出身のオコエ瑠偉選手は、ナイジェリア人の父と日本人の母を持つハーフだ。小さい頃から足の速さなど身体能力の高さは折り紙付きだった。野球は小学校時代から始め、6年生時には捕手として優勝経験もある。そして甲子園準優勝などの実績がある名門関東第一高校に入学後も活躍。3年時の夏の甲子園に1番中堅でレギュラー出場して俊足巧打で活躍、チームのベスト4進出に貢献した。
そして2015年のドラフト1位で楽天に入団する。2016年シーズンは開幕一軍入りし、開幕戦でいきなり盗塁を決めたが、プロの壁にぶち当たり、その後は51試合の出場にとどまる。2017年もケガで出遅れたが、今後の復帰が待たれる。

日本代表にも選ばれた変則右腕!秋吉亮投手

足立区出身の秋吉亮投手は、地元の少年野球クラブに所属し、さまざまなポジションをこなす器用さで、6年生の時には優勝も経験した。高校時代は「試合に出場できる可能性が高いから」という理由で地元の足立新田高校に進学。この頃投手に転向し、3年時には夏の甲子園大会東東京予選において、エースとしてチームを同校史上初のベスト4に導く活躍を見せた。
そして大学、社会人野球を経た後、2013年にドラフト3位でヤクルトに入団する。投手不足のチーム事情もあり、1年目からリリーフとして活躍する大車輪ぶりで、61試合に登板した。その後も2年連続で70試合以上に登板を果たし、貴重な戦力になっている。そして2017年には野球の世界大会であるWBC日本代表にも選ばれた。ヤクルトの時と同様に試合終盤を任され、並みいる海外の強打者を変則フォームからキリキリ舞いさせた。

神ってる活躍を見せた2016年!鈴木誠也選手

荒川区出身の鈴木誠也選手は、小学生の時から野球を始め、高校時代は東東京エリアの二松學社大学付属高校へ進学。1年生からエースとして活躍し、最速148キロのストレートを武器に、夏の甲子園東東京予選で準決勝まで進出した実績を持つ。
そして2012年、ドラフト2位で広島カープに入団。打撃センスを買われ、すぐに投手から内野手に転向した。しばらくはプロの壁に阻まれていたが、4年目に突如覚醒する。2試合連続サヨナラ本塁打を放つなど、緒方孝市監督から「神ってる」とまで評された大活躍で129試合に出場し.335、29本塁打の大暴れ。広島の25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。
普段からのたゆまない努力が首脳陣から評価されていたが、それが2016年になって一気に開花した選手と言えるだろう。

ウグイス嬢にもイジられ愛されるキャラクター!杉谷拳士選手

練馬区出身の杉谷拳士選手は、中学校時代に地元の野球クラブで急成長を遂げていた。そして夏の甲子園で複数回優勝実績のある名門、東東京エリアの帝京高校に入学する。すぐに遊撃手としてレギュラーを獲得すると、2年時にはキャプテンに就任、シュアな打撃でチームに貢献した。甲子園には春夏通算3度出場し、ベスト8が最高成績だ。
そして2006年、ドラフト6位で日本ハムに入団した。2011年に一軍デビューを果たすと、内外野ならどこでも守れるユーティリティープレーヤーぶりを発揮し、主に代打、代走、守備固めなどで陰ながら貢献している。杉谷選手はとにかく明るく、先輩や同僚に愛されるイジられキャラでもある。チーム内ではもちろん、ライバル球団のウグイス嬢からも、主に打撃練習時に面白おかしくイジられることがあるのだ。

まとめ

東京都出身のプロ野球選手は、特に高校時代は甲子園常連の名門と称される野球部に所属している場合が多く、そこでたゆまぬ努力を続けた結果、レギュラーを勝ち取って実績を残してきた。 その実力はプロでも存分に発揮されていると言えるだろう。彼らの今後の活躍にも大いに期待がかかる。