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プロ野球の練習試合って何?そんな疑問をすっきり解消!

2017 7/10 10:25おおたき
野球ボール、バット
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出典 David Lee/Shutterstock.com

プロ野球には、公式戦以外にも練習試合やオープン戦といった試合がある。 ここでは、練習試合はいったいどういうものなのか、オープン戦と公式戦と何が違うのかといったことを詳しく解説している。 これを読めば、プロ野球の練習試合がもっと楽しくなるだろう。

練習試合って何?

プロ野球における練習試合とは、公式戦が始まる前に行われる試合だ。キャンプ地が近いチーム同士で、日程を決めて行うことが多いようだ。公式戦が始まる前にオープン戦が行われるが、オープン戦とオープン戦の間が空いてしまうこともあり、選手調整のために練習試合が組まれることもある。
チーム同士で自由に日程を決めて行うことができ、特に試合回や対戦チームの制限がないため、オープン戦よりも自由度がある。

練習試合とオープン戦の違い1

基本的に、オープン戦は公式戦と同じルールで行われる。 練習試合は球団同士が直接交渉をして試合を組むことができ、オープン戦は日本プロ野球機構が管理をしているという違いがある。
練習試合は、ルールも球団同士で取り決めることができ、細かいルールを変更して行うことができる。オープン戦や公式戦とは違うルールで行ことが可能なので、さまざまなシミュレーションでできる。
一例として、オープン戦や公式戦の場合は、交代した選手は再度試合試合に出られないが、練習試合ではチーム同士の合意があれば、交代した選手でも再度試合に出ることができる。

練習試合とオープン戦の違い2

オープン戦は、公式戦同様に記録員が記録しており、記録が残されるが、練習試合は正式な記録員が記録しないため、記録が残らない。
オープン戦は、有料で観客を動員するが、練習試合は無料で誰でも見ることができる。
オープン戦は、観客が入るように日程が組まれることが多く、あまり観客動員が期待できない平日には組まれないこともある。一方、選手の調整をするための練習試合は、オープン戦の合間に組むことができる。

練習試合のメリット1

練習試合を行うメリットは、試合のルールを細かく決めることができたり、自由に決めるたりできることだ。短い時間で効率的に実戦さながらに行いたい場合は、回数を9回ではなく時間によって5回までにするといったことも可能だ。逆に時間があり、長い時間行いたいときには、9回よりも多く行うこともでき、その日のチーム同士の状態で決められる。
日本のチーム同士だけではなく、韓国や台湾といった外国のチームとも練習試合をすることができるので、公式戦やオープン戦とは違った楽しみ方ができる。

練習試合の重要性

練習試合はオープン戦とは違って記録が残らないため、あまり重要ではないように感じる人もいるかもしれないが、オープン戦と同じようにチームや選手にとって重要な役割を果たしている。
オープン戦だけでは実戦が足りていなかったり、投手のローテーションがうまくいかなかったりする場合があるが、それを補うことができるのが練習試合だ。さらに、ファンにとっては、無料で迫力のある試合を見ることができる貴重な機会でもあるのだ。

まとめ

練習試合についてわかっていただけただろうか? 公式戦やオープン戦のように記録には残らない試合だが、無料で試合を見ることができるのはファンにとってはうれしい。 練習試合もチェックをして無料でプロの試合を観戦しちゃおう。