「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

WBSC女子ワールドカップの見どころ

2017 1/18 10:02
女子プロ野球,Shutterstock.com
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by sirtravelalot/Shutterstock.com

WBSC女子ワールドカップは、2年に一度開催される女子野球の国別対抗の世界大会です。日本代表のマドンナジャパン(野球女子日本代表の愛称)も出場しており、大活躍しています。 WBSC女子ワールドカップの歴史、見どころ、日本代表の活躍、世界の強豪国、今後の予測と展望を紹介します!

「WBSC女子ワールドカップ」の歴史

女子野球の世界大会の始まりは、2001年の国際女子野球協会(WIBA)の主催による女子野球世界大会で、参加国は日本、アメリカ、オーストラリア、カナダの4か国でした。
2004年までに4大会が開かれた後に、国際野球連盟(IBAF)が主催する女子ワールドカップが同年より開催され、以後の大会を引き継がれる形になりました。2016年からは、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催となり出場国も12か国と増加しました。

「WBSC女子ワールドカップ」の見どころ

WBSC女子ワールドカップには、数々の見どころがあります。
日本を代表するマドンナジャパン(女子野球日本代表チームの愛称)が世界の強豪国との熱戦を繰り広げます。マドンナジャパンは、何と2016年のW杯にて5連覇を果たしており、W杯21連勝中です!今後、どこまで記録を伸ばすのかが楽しみです。
W杯の注目選手は、東京ヤクルトスワローズの川端慎吾選手の妹である川端友紀選手(埼玉アストライア)です。女子プロ野球界のスターである川端選手は、マドンナジャパンの4番バッターを任されています。今後の活躍が楽しみです!

これまでのマドンナジャパンの活躍

マドンナジャパンは、2008年愛媛県松山市で開催された第3回大会W杯の初優勝から2016年の第7回大会までに5連覇を果たしており、W杯21連勝と驚異的な記録を伸ばしています。世界ランキングも1位と現時点の最強チームと言えるでしょう。
マドンナジャパンは、女子プロ野球選手、社会人、大学生、高校生と個々に実力のある若手選手を揃え、その若手選手達を支える主将の志村亜貴子選手(アサヒトラスト)と金由起子選手(ホーネッツ・レディース)のベテラン2選手がチームを引っ張り、非常にバランスが取れたチーム編成となっています。
チームを指揮する大倉孝一監督(環太平洋大)は、緻密な野球を目指し準備を怠りません。これら全てが、一発勝負のW杯でも他国を圧倒出来る強さの秘訣です。

世界の強豪国と日本のライバル

2016年のW杯では、過去最多の12ヵ国が参加しましたが、中でも日本、アメリカ、カナダ、オーストラリアが世界の4強と呼ばれています。
日本の最大のライバルは、世界ランキング2位でW杯にて2度の優勝を果たしているアメリカです。アメリカは、恵まれた体格に攻守に強さを持っており、中でも代表のサラ・ハデク投手は、MAX137kmの豪速球を武器にしています。
そのアメリカを2016年W杯の1次予選リーグで10-2と下し、敗退させたオーストラリア、2016年W杯準優勝のカナダ、近年急成長を遂げ、4強に割って入る力をつけてきている台湾と強豪国が続きます。

次回「WBSC女子ワールドカップ」(2018年)の予測と展望

次回のWBSC女子ワールドカップは、2018年に開催されます。W杯6連覇を目指す日本は、次回大会も優勝候補筆頭でしょう。それを阻止しようとアメリカをはじめとする強豪国は、打倒日本を掲げて戦略を練ってくるので達成は容易ではないと思います。
それでも日本は、年々活動や普及が進んでいる日本女子プロ野球にて育成を強化し、全国の高校でも女子野球部が全国で急増し、若い世代が増えたりと確実に底上げが進んでいる事から、当面は強さを維持するでしょう。
厳しい事にW杯は、一発勝負です。次回大会ではどんなドラマが待ち受けているかとても楽しみです!

まとめ

いかがでしたでしょうか。 マドンナジャパンが女子野球の世界大会でこれほどまでに大活躍していたとは、知らなかったという方も多いのではないかと思います。世界の女子野球選手には、実力を持つ華やかなスター選手もたくさんいます。 次回開催は、2018年です!マドンナジャパンを応援しましょう!