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【がばい強か!】佐賀県の野球強豪校4選

2016 8/13 06:01
野球
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佐賀県の高校野球は古くからの強豪校だけでなく、近年では公立高校も力をつけている。今回は、県立佐賀商業高校、県立佐賀北高校、私立佐賀学園高校、私立龍谷高校の4つを紹介する。佐賀県の高校野球はこれからどんな成長をみせるのか楽しみだ。

佐賀県史上最多の甲子園15回出場!県立佐賀商業高校

佐賀県の野球強豪校といえば、まず間違いなく佐賀商業高校の名前が挙がるだろう。佐賀県の高校としては最多の15回という圧倒的な甲子園出場回数を誇る古くからの強豪校だ。
佐賀県代表の高校は、甲子園において初戦で敗退してしまうことも多い中で、1994年には佐賀県の高校として初の全国制覇を達成し、その名を世に広めた。部活動が非常に盛んな公立校で、野球以外にもバレーボール、サッカー、水泳、柔道などのスポーツで全国大会への出場経験があるのだ。
プロ野球選手を多く輩出しており、現在北海道日本ハムファイターズで活躍する田中豊樹選手はOBである。

公立高校として最後の全国制覇!県立佐賀北高校

佐賀北高校は、2000年の初出場から現在まで力を伸ばし続ける佐賀の新しい強豪校と言えるだろう。 2007年の夏の甲子園では、決勝で優勝候補本命だった広島代表の広陵高校を下し、公立高校としては11年ぶりの全国制覇を成し遂げたのだ。佐賀北高校の優勝以来、公立高校の甲子園優勝はなく、「甲子園最後の公立優勝校」となっている。
進学校である佐賀北高校は、専用の野球場を持っておらず、甲子園優勝は”奇跡”とも言われていた。しかしながら、翌年以降も甲子園出場を2度果たしているため、もはや「佐賀の強豪校」として実力を疑う人はいないだろう。

華の98年で甲子園出場!私立佐賀学園高校

数多くのプロ野球選手が活躍した1998年夏の甲子園大会。松坂大輔選手を筆頭に、和田毅選手、新垣渚選手、杉内俊哉選手など、現在でも活躍する多くのスター選手は”華の98年組”として、現在でも交流があるそうだ。
この大会に佐賀県代表として出場したのが、佐賀学園高校だ。並み居る強豪の中、三回戦まで進みましたが、大阪の名門PL学園に惜しくも敗れてしまった。この佐賀学園高校からも、華の98年組として實松一成選手がドラフト1位として日本ハムファイターズに指名されたのだ。
2010年以来、甲子園出場を果たしていませんが、地区大会では毎年勝ち進んでおり、古豪としての存在感をアピールしている。

2年連続甲子園出場に期待!私立龍谷高校

2015年に20年ぶり3度目の甲子園出場を果たした私立龍谷高校は、2016年も佐賀県代表の本命の一角とされている野球強豪校だ。
春の県大会では、佐賀商業に敗れて惜しくも準優勝に終わったが、2015年に夏の甲子園を経験しているメンバーが中軸となったチームは、佐賀県内で抜きん出た存在である。パワフルな打撃を持ち味とするチームの多い佐賀県の中で、左の本格派・池田投手がどこまで試合を引っ張っていくかがポイントとなってくるだろう。
2005年、2006年の佐賀商業以来、10年ぶりの2年連続夏の甲子園出場が期待される注目の高校だ。

公立と私立の熾烈な争いが見どころ

全国的に見ると、私立高校有利と言われている高校野球において、佐賀県は公立と私立の実力が拮抗している珍しい県だ。 近年は、いままで名の知られていなかった公立高校が甲子園初出場を決めるなど、野球戦国時代が到来している。佐賀北は、甲子園優勝を決めた後も順調にチーム力を蓄えており、これからの活躍も期待できる。
私立高校がどのようにして勢いを取り戻すのか? はたまた、公立高校が着実に実力をつけていくのか? 今後、佐賀県の高校野球から目が離せない!

まとめ

いかがでしたか?
古くからの強豪校と、近年力をつけてきた高校が入り混じれる佐賀の高校野球。2016年夏の地区大会は、どのチームが甲子園出場を果たしてもおかしくない、拮抗した試合展開が予想される。そんな魅力あふれる佐賀の高校野球に、ぜひ注目してみてほしい。