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【応援しちょるよ!】山口県の野球強豪校5選

2016 7/31 09:20
山口県 高校野球 開会式
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おなじみの強豪校の県代表争いに、近年実力を付け強豪校となった高校も加わり盛り上がる山口県高校野球。そんな頼もしく勢いある各高校と野球部の歴史と実績、輩出した有名選手を紹介する。

ミラクル宇部商【山口県立宇部商業高等学校】

宇部商業高等学校は、山口県内の中で一番と言ってもいいほどスポーツが盛んな高校として知られている。 中でもバレーボール部と硬式野球部は、全国大会の常連として全国的に有名で、硬式野球部は19回の甲子園出場を誇っている。 宇部商業の甲子園最高成績は、1985年夏の選手権大会の準優勝だ。この年は桑田真澄選手、清原和博選手の最後の夏として語られている大会で、そのPL学園に決勝で敗れたのが宇部商業だったのだ。また当時は、逆転勝ちが多かったことから”逆転の宇部商”や”ミラクル宇部商”という愛称もついた。

山口の雄【下関市立下関商業高等学校】

山口県で最も多く甲子園に出場しているのは、この下関商業高等学校だ。2018年1月現在で、春夏合わせて23回の甲子園出場を誇っている。春の選抜で優勝1回、夏の選手権大会で準優勝2回と、山口県内だけでなく全国的に強豪として知られているのだ。 卒業生は、日本プロ野球史上初の完全試合達成者である藤本英雄選手(巨人他)や、池永正明選手(西鉄)がいる。

津田恒美選手の母校【山口県立南陽工業高等学校】

1962年に創立された南陽工業高等学校は、山口県内では”南工”(なんこう)の愛称で親しまれており、春夏合わせて甲子園に8回出場している。2016年春の選抜高校野球にも出場している強豪校だ。 南陽工業の卒業生といえば、なんといっても”炎のストッパー”こと津田恒美だろう。津田恒美は南陽工業に入学後、1年生の時からエースとして活躍し、甲子園に2回出場している。南陽工業がよく知られているのは、津田恒美の影響が大きいと言っても過言ではないだろう。

文武両道【山口県立岩国高等学校】

岩国高等学校は、前身の旧制中学が1880年に創立されており、130年以上の歴史を誇っている。文武両道を方針とする高校で、多くの生徒が国公立大学への進学を目指している。 その中で古くから、硬式野球部には力を入れており、1971年春の選抜高校野球で初めて甲子園へ出場した。1999年までは、山口県予選を勝ち抜いての選手権大会出場はなかったのだが、2000年に初めて山口県予選を勝ち抜いて、夏の選手権大会に出場すると、2015年までに5回の出場を果たすほどの強豪校となった。

山口県内の新興勢力【宇部鴻城高等学校】

1956年に創立された宇部鴻城高等学校は、ここ数年で飛躍的に強くなった山口県内の新興勢力だ。2003年の春の選抜大会が初めての甲子園出場だったが、その後2012年に夏の選手権大会に出場するとベスト16まで駒を進めた。 宇部商業、岩国、下関商業といった古くからの名門校が争っていた山口県代表の座を、宇部鴻城も加わり争える程に実力がついたのだ。2015年春の選抜大会に出場していることもあり、これからのさらなる飛躍が期待される注目校だ。

まとめ

山口県の高校野球は宇部商業、一関商業、岩国が中心となっていたが、宇部鴻城などの新興勢力が力をつけてきているので夏の選手権大会予選は見応えがありそうだ。