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【桃太郎にも負けない強さ】岡山県の野球強豪校5選

2016 7/31 09:20
グラブとボール
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各県ともに高校野球のレベルが上がってきているなか、公立・私立問わずに甲子園出場を果たしている岡山県。そんな全国レベルの岡山県の野球強豪校をご紹介しよう。

岡山県トップの甲子園出場を誇る、関西高等学校

岡山市にあるの校関西高等学校は、県下唯一の男子私立学校だ。関西学園に属しており、岡山中学校・高等学校が姉妹校にあたる。「関西」と書いて「かんぜい」と読む。 1895年に創部された野球部は、岡山県の高校では最古だ。2013年春の選抜出場により、甲子園出場回数は春夏通算20回(春12回、夏8回)。岡山県内単独トップの甲子園出場回数を誇り、2005年からは岡山県初の5季連続甲子園出場を果たしている。2011年夏の甲子園でのベスト4が最高成績だが、2005年の明治神宮野球大会では準優勝を記録するなど、全国レベルの強豪校だ。 現在部員数は67人で、部訓に「自立・礼儀・自己管理」、目標は「全国制覇」だ。阪神タイガースの森田一成選手、東京ヤクルトスワローズの上田剛史選手など、多数のプロ野球選手を輩出している。

県勢初の甲子園決勝進出!岡山理科大学附属高等学校

岡山理科大学附属高等学校は岡山市にある私立高校で、学校法人加計学園が経営する岡山理科大学の附属校だ。 1962年創部の野球部は、1980年の春の選抜で全国大会初出場。1999年の夏の甲子園大会で岡山県勢初の決勝に進出し、準優勝を果たしたことで知られている。岡山県内では歴史の浅い野球部だが、これまで春5回、夏5回の甲子園出場を果たしており、全国レベルの強豪校だ。 広島東洋カープの九里亜蓮選手、横浜DeNAベイスターズの柴田竜拓選手など、プロ野球選手を輩出しているほか、大学野球、社会人野球で活躍している選手も多数い。 今年2月にはグラウンドがリニューアルされ、悲願の全国制覇に向け邁進している。

岡山県一の部員数、岡山県立倉敷商業高等学校

倉敷商業高等学校は、倉敷市にある公立の商業高校で、「倉商」の略称で知られている。 野球部は部員数100人超えと県内一を誇り、「全員野球」がモットーだ。甲子園出場13回(春3回、夏10回)でベスト8が最高成績と、公立校ながらも私立の強豪校に負けない実力。最近の岡山県大会でもベスト4以上の常連校だ。 中日ドラゴンズで活躍し監督としても有名な星野仙一さん、北海道日本ハムファイターズの岡大海選手などを輩出している。

数々の名勝負を記録、岡山県立倉敷工業高校

倉敷工業高等学校は倉敷市にある県立の工業高校で、「倉工」の通称で知られている。 伝統と実績のある野球の名門として有名で、1949年の夏の甲子園で初出場ながらもベスト4入り。それ以降、甲子園常連校として名を連ねている。 1回戦で報徳学園と対戦した1961年夏の甲子園でサヨナラ負けしたものの、延長での熱戦は球史に残る名勝負として知られている。2009年には春の選抜1回戦で金光大阪と対戦、史上初の「開幕戦延長逆転サヨナラ勝ち」を記録するなど、数々の名勝負を繰り広げてきた。 卒業生には、現役のプロ野球選手である阪神タイガースの守屋功輝選手がいる。

サッカーだけじゃない!岡山県立玉野光南高等学校

玉野光南高等学校は、玉野市にある県立高校だ。数々のJリーガーを輩出しており、サッカーの強豪校として全国大会の常連でもあるのだ。 野球部も公立高校ながら2013年の夏の甲子園など、通算5回(春2回、夏3回)の出場を誇る強豪校で、現在66人の部員と5人の顧問がおり、日本ハムファイターズで活躍した山原和敏選手、ヤクルトスワローズで活躍した山本樹選手などを輩出している。 校則により平日は短い時間しか練習できないが、「自分に対する厳しさや、妥協をしない精神的な強さを身につける必要がある」という指導方針で集中した練習に励んでいる。

まとめ

関西と岡山理大附を中心とした私立の強豪校だけではなく、公立高校も好成績を残しているのが、岡山県の高校野球の特徴だ。最近では今回ご紹介した以外の高校が甲子園に出場することもあり、公立・私立問わず、どの高校が甲子園に出場してもおかしくないレベルの高さだ。