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2017年全日本大学野球選手権大会で注目の東海大北海道キャンパス

2017 4/20 20:07TANANA
野球
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Photo by David Lee/Shutterstock.com

全日本大学野球選手権大会に、2015年から2年連続北海道代表として参加するなど、近年急速に力をつけている東海大北海道キャンパス。 今回はそんな同大学の野球の特徴、将来有望な主力選手など、さまざまな角度からその魅力を余すところなく紹介する。

東海大北海道キャンパス野球部成長の軌跡を探る

1990年に発足した札幌学生野球連盟主催のリーグ戦は3部制であり、特に1部リーグは地元の人たちからは「札幌六大学野球リーグ」と呼ばれて親しまれている。
当時東海大学札幌校と呼ばれた同大学は、3部からのスタートだったが、2011年の秋季リーグで2部に昇格すると、翌2012年春季リーグで一気に1部に昇格、トップ戦線に躍り出る。その後しばらくは強豪校の壁に阻まれるものの、2015年の春季リーグでついに初優勝を果たし、2016年には春秋連覇を果たすまでに成長した。

プロでも活躍必至!東海大北海道キャンパスのOBを紹介

東海大北海道キャンパスにはプロでも通用可能なOBが数多く在籍したが、特に将来有望な選手を紹介する。
水野滉也投手は、絶対的エースとして君臨した。1年の春季リーグから先発として活躍し、新人賞を獲得。以後4年間、チームの「屋台骨」を支えた。そして2016年のドラフトで横浜DeNAベイスターズにドラフト2位指名されたのだ。
水野投手と同期で4番バッターとして君臨した伊藤諄選手は、187センチ、94キロという恵まれた体格からホームランを量産。大学卒業後は社会人野球の日本通運に進んだが、将来のドラフト有力候補となっている。

東海大北海道キャンパスが大活躍した2016年をプレイバック

2016年は東海大北海道キャンパスにとって、エキサイティングな1年となった。
絶対的エースの水野滉也投手と、不動の4番としてヒットとホームランを量産した伊藤諄選手が軸となり、春秋リーグ戦を連覇。特に秋季リーグ戦で水野投手はノーヒットノーランを達成するなど最高殊勲選手賞を獲得、伊藤選手も打率4割を超え、首位打者となる大活躍を見せた。
春季リーグ戦優勝後に出場した全日本大学野球選手権大会、そして北海道代表戦を制して挑んだ秋の明治神宮野球大会では、それぞれでベスト8に進出。北の大地に東海大北海道キャンパスあり、を強く印象付けたのだ。

上手さの光るプレーヤーが多い東海大北海道キャンパスの打撃陣

次に、秘めたるポテンシャルは相当なものである東海大北海道キャンパスの打撃陣を紹介する。
大河内航選手は、東海大四高校時代に4番を打ったこともあるが、大学では2年時からスタメンに入り、堅実な守備で鉄壁の外野陣の一角を担い、シュアなバッティングでチャンスメーカーとなっている。
福田涼太選手は、貴重な左打ちの選手として抜群のミート力を誇っている。3番バッターとしてチャンスに強い打撃を見せ付け、相手投手陣の脅威となることも少なくない。また、守備面でもショートとして軽快なグラブさばきを見せている。

鉄壁の布陣である東海大北海道キャンパスの投手陣

強力投手陣の中でも主力級の力を持つ2人を次に紹介する。
太田将貴投手は、チームの中でも貴重な左腕の先発要員であり、スリークォーター気味のフォームから140キロ台のストレートとスライダーを中心に、テンポ良く投げるのを得意としている。
松浦碧投手は、187センチと体格に恵まれており、ストレートやカーブ、縦スライダーなどを器用に投げ分けて打者を翻弄する。
以上紹介した2人は、1年時に札幌学生野球連盟新人戦に出場し、決勝では彼らを含む1年生4人の継投で優勝した経験を持つ。

まとめ

プロへ入団した選手を輩出するなど、東海大北海道キャンパスは現在急速に力をつけ始めている。 2016年優勝時の主力メンバーは多くが卒業したものの、その魂を受け継ぐ後輩たちが今後どのような戦いを繰り広げるのか、非常に楽しみなものとなっている。