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全日本大学野球選手権大会2017年へ、3年連続出場を目指す上武大

2017 4/20 11:07kinsky
野球
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Photo by miker/Shutterstock.com

上武大硬式野球部は関甲新学生野球連盟に所属しているチームです。上武大は1部リーグでの優勝回数は29回で、同連盟の中では他を寄せ付けない圧倒的な強さを誇っています。今年も春のリーグ戦での全勝優勝を目指し、目標としている全日本大学野球選手権大会出場への道を歩み出しています。

上武大は所属リーグでの優勝回数29回で、現在4連覇中

上武大が所属している関甲新学生連盟には、現在19チームがあり1部から3部までに分かれてリーグ戦を行っています。加盟している大学は埼玉県以北の北関東及び甲信越地方に所在しており、上武大は群馬県伊勢崎市にあります。
上武大は1993年に加盟し、その年2部で優勝し秋季から1部に昇格。以来1部から降格することなく、常にリーグ戦で優勝争いを演じています。2015年、2016年の春秋を4連覇しており、リーグ戦の優勝回数29回は2位の関東学園大の11回、3位の白鴎大の6回を大きく引き離しています。

上武大は、全日本大学野球選手権大会への出場が通算14回の常連校

上武大は所属している関甲新学生野球リーグでの優勝回数が最も多いため、全国大会への出場実績も連盟所属チームでは最多です。学生野球の最高峰である全日本大学野球選手権大会への出場も14回を数える常連校となっています。明治神宮大会への出場8回を合わせると、全国大会へは通算22回出場しています。
昨年までの最近10年間でも、上武大は連盟代表として7回も全日本大学野球選手権大会に出場しており、2015年、2016年も連続して代表となりました。

2013年には全日本大学野球選手権大会で初優勝の快挙達成

上武大は全日本大学野球選手権大会の2013年大会で初優勝を成し遂げました。関甲新学生野球連盟所属チームとしても初の快挙でした。
同年、3年連続12回目の出場となった上武大は、1回戦で福井工業大を8対1の大差で破ると、続く2回戦での福岡工業大戦は4対0で勝利。迎えた準決勝は天理大学と対戦しますが、10対0という零封コールド勝ちを収めました。
決勝は亜細亜大との対戦になり、接戦でしたが、6回の表に大量5点を奪い6対5で逃げ切り初タイトルを獲得しました。横田哲選手が最高殊勲選手賞に輝きました。

上武大はリーグでは頭一つ抜けた存在で、春季の優勝候補

上武大は2013年の全日本大学野球選手権大会初優勝の後も、2015年、2016年と連続出場し両年ともベスト4に進出しています。
全日本大学野球選手権大会の2017年大会に出場するためには、春のリーグ戦で優勝することが前提になりますが、現在の実力を判断する材料として昨秋の戦いを振り返ってみましょう。
2016年秋のリーグ戦は10戦10勝という無敗での優勝を飾り、その後行われた全国大会の明治神宮野球大会でもベスト4入りしました。上武大は所属リーグでも実力は頭一つ抜けており、春季の優勝候補です。

上武大には2017年のドラフト候補の呼び声高い選手も

2016年の秋季リーグ戦における最優秀選手に輝いたのは上武大の山下仁選手で、ベストナインにも3人の選手が選ばれました。
4年生が卒業し、今年から新たな布陣でリーグ戦を迎えますが、選手の顔ぶれは益々充実しています。今年4年生の鳥巣誉議選手は走攻守三拍子揃った遊撃手で、ドラフト候補としてスカウトの目に止まっています。
同じく内野手の小豆澤誠もドラフト候補の呼び声が高い選手です。小柄ながらパンチ力があり、上武大では2年生から内野のレギュラーとして活躍しています。

まとめ

関甲新学生リーグでは正に敵無しの強さを誇っているのが上武大です。全日本大学野球選手権大会でも2013年大会で優勝を飾り、今年も3年連続出場を目指しています。リーグ戦は4連覇中で春を制して堂々の全国出場が濃厚です。