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地元強豪校はどこだ?大学野球の現状を探る【神奈川リーグ編】

2017 3/3 09:51aoi2901
野球 大学
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Photo by mTaira/Shutterstock.com

2016年のドラフト会議では、多くの大学出身選手がプロの世界へと進みました。 甲子園を筆頭に高校野球に注目が集まりがちな日本の野球界ですが、大学にも注目選手がたくさん在籍しているのです。 今回は神奈川県の大学をピックアップ。2016年秋季リーグを元に、地元の強豪校をご紹介します。

2016年秋季リーグ1位~神奈川大学

2016年の神奈川リーグを制したのが、横浜市神奈川区にキャンパスを置く神奈川大学です。春季リーグでは2014年・2015年と連覇を達成するなどの実績もある、リーグ戦上位常連校です。 現在チームを率いるのは古川祐一監督。2016年の春季リーグは3連覇を逃すも、その悔しさから這い上がり、秋季リーグで王者の椅子を勝ち取りました。
神奈川大学は過去にプロ野球選手を多く輩出している実績があり、現役では東北楽天ゴールデンイーグルスの足立祐一選手がいます。

2016年秋季リーグ2位~横浜商科大学

2016年の秋季リーグで2位に入ったのが、横浜市鶴見区にある横浜商科大学です。同年の春季リーグでは同率で3位に沈むなど、2016年のリーグ戦は悔しい結果で終わってしまいました。 横浜商科大学の野球カラーは、投手陣を中心に守備から試合を組み立てていく戦術。佐々木正雄監督と共に2017年はどうチームを立て直していくか注目です。
なお、横浜商科大学は、2016年に阪神タイガースの先発の一角を担った岩貞祐太投手を筆頭に、今もプロ野球の世界で活躍を続ける現役選手を多く輩出した大学です。

2016年秋季リーグ3位~神奈川工科大学

2016年の秋季リーグ3位に入ったのは、新田晃司監督率いる神奈川工科大学です。同年春季リーグは4位に終わり、秋の大会では3位とひとつ順位は上げたものの、2016年は不本意な結果で終わったのではないでしょうか。 全国的に見ると決して"強豪校"とは呼べない立場かもしれませんが、このまま力をつけることができれば、神奈川リーグをかき回すおもしろい存在になっていくかもしれませんね。
なお、現在神奈川工科大学出身の現役プロ野球選手はおりませんが、過去に輩出した実績もあり、今後スターが生まれてくる可能性もゼロではありません。

2016年秋季リーグ4位~関東学院大学

神奈川リーグ上位常連校のひとつである関東学院大学。しかし、2016年の秋季リーグでは4位と悔しい結果に…。チームを率いる鈴木聡監督は、「自主性の尊重」と「できないことを責めない」を指導方針として取り組んでいるよう。得意な部分を伸ばし、選手ひとりひとりのポテンシャルを上手く引き出していけるかがリーグ制覇の鍵となってきそうですね。
関東学院大学も多くのプロ野球選手を輩出している大学です。現在では埼玉西武ライオンズの主力選手として活躍している鬼崎裕司選手が出身者です。

2016年秋季リーグ5位~桐蔭横浜大学

2016年秋季リーグ6位に沈んだ桐蔭横浜大学。同年春季リーグでは優勝の栄冠を手にしたチームです。2015年秋季リーグでも優勝し、過去に遡っても上位に食い込むことが多くあり、"強豪校"としての実績は十分と言えるでしょう。
現在約180名の部員をまとめているのは齋藤博久監督。練習場所が桐蔭学園高校との共同使用となり、決して恵まれた環境とは言い難いのかもしれません。それでも厳しい練習に耐え、2017年は王座奪還となるでしょうか。
桐蔭横浜大学出身の現役プロ野球選手は、オリックス・バファローズ所属の東明大貴選手や、広島東洋カープ所属の横山弘樹選手の名があがります。

まとめ

神奈川県の大学で活動する野球部は、今回紹介した上位常連の強豪校だけではありません。 サッカーのように1部・2部に別れて、上位リーグ昇格を賭けて毎年熱い戦いを繰り広げているのです。 未来ある若き選手たちに興味を持ったあなた。ぜひ神奈川の大学野球の試合を見に行ってみましょう。