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初心者のための野球ポジション解説

2016 11/15 10:42
野球
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Photo by Ronnie Chua / Shutterstock.com

野球のポジションに興味がある方へ。 野球では9人の選手によってポジションが分担されていますが、それぞれどのような役割があるのか知りたい人も多いと思います。 そこで今回は大きく4つに分けて、野球の各ポジションについてご紹介します。

チームの顔として一番注目されるのが投手

投手は先発、中継ぎ、抑えと役割によって分類されます。 先発は、試合開始から起用される投手。チームの中で投球能力が高く、中心的な存在をエースと呼びます。球速と制球力、終盤まで投げ抜くスタミナが求められます。プロ野球ではローテーションで起用されますが、アマチュアでは1人が毎回任されます。
中継ぎは先発から引き継ぐ投手。先発が失点、ピンチ、疲れた時などに起用されます。 抑えは試合の終盤を任され、リードしている場合、接戦の場合に起用されます。確実にアウトをとれる速球、決め球となる変化球が求められます。 中継ぎと抑えは、1試合での投球数は少ないですが、連日起用されることもあるほか、ピンチの場面での勝負強さが求められます。

フィールド上の監督でもある捕手

捕手は投手の投げる球を捕るだけでなく、打者に合わせて1球1球、どの球種を投げるのか、どこに投げるのかサインを通して投手に伝えます。そのため、投手の女房役と呼ばれます。 あらかじめ投手の得意球やコース、苦手な部分を把握するために綿密なコミュニケーションをとり、相手打者一人一人のクセを見抜くために、過去の試合データも頭に入れておく必要があります。
また、盗塁された場合に送球できる肩の力も求められます。さらに、ベンチからのサインを受け取って守備陣に伝える役割も担います。 最近では、ランナーがホームベースに突入する際のコリジョンルールへの適応も必要です。

守備の要である内野手

各ベース付近である内野を守備するポジションが内野手です。守備位置によってさらにポジションが分類されます。 内野の要となるのが二塁手と遊撃手。二塁手は一塁~二塁間、遊撃手は二塁~三塁間を守ります。守備範囲が広く、抜けると安打になってしまうので、打球に対して方向を予想したり素早く追いついたりする能力が求められます。二塁を2人で担当するのでダブルプレー時など綿密な連携も必要です。
一塁手と三塁手はそれぞれベース付近を守ります。他の内野手と比べて守備範囲が狭いので、打撃が強いが守備が苦手な選手でも対応可能。一塁手はどんな送球も確実に捕球すること、三塁手は強い打球に反応することが求められます。
一般的に攻撃側は右打者が多く左方向に打球がよく飛んでくるため、遊撃手と三塁手の役割が大きいです。特に遊撃手はチームの中で守備能力の高い選手に任されます。

守備範囲の広い外野手

守備陣形の一番外側を守るのが外野手です。捕手から見て右側から右翼手、中堅手、左翼手と分類されます。 内野と比べて広い範囲を3人で守る必要があります。長打や飛球に対して素早く追いつかなければなりません。特に中堅手は守備範囲が広く、足が速く守備能力の高い選手に任されます。内野手と同様、右翼手よりも左翼手側の方に打球が飛ぶことが多いため、右翼手よりも左翼手に守備能力が求められます。
また、外野に飛んできた打球は長打になりやすく、相手にとっては進塁や得点のチャンスです。外野から遠くのベース上に素早く正確に送球する肩の力も必要です。

まとめ

以上、野球における各ポジションの解説でした。 ここでは大きく4つに分類してご紹介しましたが、それぞれ細かく見るとさらに役割や求められる能力がたくさんあります。 まずは、この4つを中心に試合に着目してみてください!