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バドミントンで強い国といえば?強豪から日本の現状まで

2016 12/9 12:03
バドミントン
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Photo by Rnoid / Shutterstock.com

バドミントンで強い国といえば、どこを思い浮かべますか?強い国とその理由の他、日本のバドミントンについてもまとめてみました。

バドミントンの基本

バドミントンは、ネットを隔ててふたつに区切られたコートの両側にいるプレイヤーが、フレームにストリングを張ったラケットを使って、コルクに羽根を埋め込んで軸を糸で留めたシャトルを打ち合い、得点を競うスポーツです。
全種目21点の3ゲーム中2ゲームを先取した方が勝ちとなるラリーポイント方式で競われます。20点の時点で同点になった場合、2点差がつくか、30点を先取した方が勝ちとなります。競技方式にはシングルスとダブルスがあり、すべての球技の中で打球の初速が最も速いとギネスブックに認定されています。

バドミントンで最強を誇っている国、中国

ここ10年ほど、バドミントンといえば男女ともに中国が圧倒的に強い国となっています。リオデジャネイロオリンピックでは男子シングルス・ダブルスで金メダルを、ミックスダブルスでは銅メダルを獲得しています。女子はシングルスとダブルスの両方で4位と惜しくもメダルには届かなかったものの、ロンドンオリンピックでは男女シングルス・ダブルス、ミックスダブルスの5種すべてで金メダルを獲得しています。
中国は、人口が多い上に国を挙げて選手の育成や強化に取り組んでいて、オリンピックでメダルを獲得した選手は、現役中だけではなく引退後もスター選手として扱われます。

その他の強豪国

中国に続いての強豪国としては、韓国やマレーシア、タイ、日本、デンマーク、インドネシア、イギリス、スペイン、インドなどが挙げられます。中でもインドネシアやマレーシア、タイなどの東南アジア各国は世界でも屈指のバドミントンが盛んなエリアで、インドネシア・マレーシアともにバドミントンが国技となっているほどです。
中でもインドネシアは、バドミントンがオリンピックの正式競技となった1992年バルセロナ以降、2008年の北京オリンピックまでは全ての大会で金メダルを獲得していました。

バドミントン界の日本の栄光

日本は、1960年代~70年代には当時世界最高峰とされていた全英オープンで複数の女子選手が優勝するなど大活躍していました。バドミントンで世界一の国を決めるユーバー杯でも、女子の優勝4回、準優勝1回という輝かしい成績を残しています。その後、2000年代には男子がシングルス、ダブルスともに強豪選手と善戦することがみられるようになり、2007年に世界選手権男子ダブルスで池田・坂本ペアが銅メダルを獲得しました。

現在また、日本がバドミントンで活躍を見せています

リオデジャネイロオリンピックでは、女子シングルスで奥原希望選手が銅メダルを、女子ダブルスで高橋・松友ペアが金メダルを獲得するなど活躍を見せています。ロンドンオリンピックでも女子ダブルスで藤井・垣岩ペアが銀メダルを獲得しました。男子は期待されていた選手が違法賭博問題で主要選手がリオデジャネイロオリンピックに出場できなくなるなどのトラブルはあったものの、後進が育ってきている現在のバドミントンの競技人口に期待したいです。

まとめ

いかがでしたか?バドミントンは、オリンピックや世界選手権で中国が上位にいることが多い競技です。しかし、東南アジアやヨーロッパ各国、そして日本など、さまざまな国も台頭してきています。ぜひ、各国の活躍に注目してみてください。