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【箱根駅伝2017】上武大学の注目ポイントに迫る!

2016 11/25 11:06
駅伝
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Photo by lzf/shutterstock.com

いよいよ2017年大会の開催も近づく「箱根駅伝」を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。何となく大会を眺めるのも良いですが、参加校の特徴を理解してから観戦するとより箱根駅伝を楽しめるはず。今回は【上武大学】の駅伝部について紹介します。

「上武大学」と駅伝部の歴史

上武大学は1968年に設立された日本の私立大学です。大学の本部は群馬県伊勢崎市にあり、県内では最も古い大学です。それまであった陸上部から長距離部門が独立する形で、2004年に駅伝部が創部されます。箱根駅伝への出場経験もある花田勝彦さんを監督に向かえ、その歴史をスタートさせました。
花田さんは現役時代、長距離走やマラソンを中心とした陸上競技で活躍、アトランタ、シドニーと2度のオリンピック出場経験もあるトップアスリートでした。他の歴史ある陸上部と比べると比較的新しい駅伝部です。

上武大学の駅伝部が残した成績とは?

2004年に陸上部から独立した駅伝部。長距離部門に特化した部活動としてトレーニングを進めるものの、いまだ箱根駅伝の総合優勝経験はありません。箱根駅伝の過去最高順位も14位と精彩を欠く結果が続いています。全日本大学駅伝対校選手権大会ではトップ10内に入るなど、他校に負けない実力はもっているはずの上武大学。
2017年初春に行われる第93回箱根駅伝へは9年連続9回目の出場を決めています。次こそは念願の総合優勝に手が届くのか注目したいですね。

注目したい上武大学の選手とは?

上武大学の駅伝部は、高校時代に目立った実績を作った選手が少ないのが実情です。大物選手があまり在籍しないなか、各選手が地道に努力して予選会を勝ち抜き、箱根駅伝の本戦に出場しているチームなのです。まさに"雑草魂"で戦い強豪チームに勝負を挑むというそのスタイルは、逆境から這い上がるシチュエーションが好きな方には魅力的な戦いに映るかもしれませんね。
彼らにとっての実績は、“箱根駅伝”からスタートしていくことでしょう。

箱根駅伝2017の予選会~上武大学の結果

秋の訪れを感じる2016年10月15日、2017年に開催される箱根駅伝の予選会が行われました。上武大学駅伝部も出場し、見事6位に入り2017年箱根駅伝への出場が決定しました。しかし、これは昨年の段階で箱根駅伝出場のシード権を獲得した10校が出ていない大会です。強豪校が出場していない中での6位という結果は、素直に喜べる内容ではないのかもしれません。箱根駅伝の本戦まで残り数ヶ月。課題をどうクリアしていくかが勝負の鍵となりそうです。

2017年第93回箱根駅伝へ向けた上武大学の取り組み

上武大学は2016年からあるトレーニングを取り入れました。それが“メンタルトレーニング”です。ラグビー日本代表として知られる五郎丸歩選手も指導した先生のアドバイスをもとにして取り入れられたのだとか。上武大学駅伝部は目立った実績のある選手が少ないチーム。大舞台の経験がない場合においてどのようにして己の精神をコントロールするかは重要な要素の一つと言えます。
普段の大会ももちろんですが、"箱根駅伝"という全国的に注目される大きな大会だけに、緊張することなく実力を発揮できるよう、メンタルトレーニングの意味合いは大きいと言えるでしょう。

まとめ

“予選会だけは強い。”巷でそんな評価も聞こえてくる上武大学。2017年の箱根駅伝でその評価を覆すことはできるのか…。注目の一戦はもうすぐです。年始はぜひとも箱根駅伝で家族や友人と熱く盛り上がってはいかがでしょうか。